ラマダン 2017 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

今日から一ヶ月、イスラム教徒のラマダンに入った。


ラマダンとは、イスラム教徒が神の恵みに感謝し、約一ヶ月断食を行う期間をそう呼ぶが、一ヶ月間全く食べないわけではない。日没から日の出までの間(夕方以降から翌未明まで)に一日分の食事をとるというもの。この食事は普段よりも多くした大麦粥であったり、ヤギのミルクを飲んだりするようだ。夕方には家族や友人が集まり、一日の断食の終わりの食事(イフタール)をとるそうだが、彼らはムハンマドに習い、デーツ(ナツメヤシの実)から食べ始めるのだという。

 

また、ラマダンとは、イスラム暦の9番目の月のこと。ラマダンとはアラビア語で灼熱を意味する。西暦610年、力の夜と訳されることの多い「カドルの夜」にコーランが預言者ムハンマドに啓示されてから、ラマダンはイスラム教徒にとって聖なる月となった。ちなみに、ラマダンの順守については、コーラン第2章185節でこう義務づけられている。

ラマダンの月こそは、人類の導きとして、また導きと(正邪の)識別の明証としてクルアーン(コーラン)が下された月である。それで、この月の新月を観測する者は、その月中、断食をしなければならない。病気の者、または旅路にある者は、後の日に、同じ日数を断食する。アッラーはあなたがたに易きを求め、困難を求めない。あなたがたが定められた期間を全うして、導きに対し、アッラーを讃えることを求める。恐らくあなたがたは感謝するであろう。

 

ラマダン月のあいだ、ほとんどのイスラム教徒は日の出から日没まで食べ物と飲み物を断つ。多くのイスラム教徒は日の出前にスフールと呼ばれる食事を摂り、日没には家族や友人が集まってイフタールと呼ばれる一日の断食の終わりの食事を摂る。イフタールでは、多くのイスラム教徒はムハンマドにならってまずデーツ(ナツメヤシの実)から食べ始める。デーツはその7割以上が炭水化物が占め、ブドウ糖と果糖が主成分であることから、エネルギー転換の早い、つまり即効性の高い栄養源と言える。ちなみに、アラブ人ショップのキャッシャーのまわりはデーツでいっぱい。

 

そして今日偶然、夕方にアラブ人ショップとエッセルンガへよると、アラブ系の男女が買い物をしまくっていた。

 

ところで、昨日の26日は、キリスト教の一派であるコプティ教徒が乗ったバスが襲撃され、同国保健省によると少なくとも28人が死亡、25人が負傷。エジプトでは昨年12月にカイロのコプト教大聖堂で、4月9日には北部タンタとアレクサンドリアのコプト教会でそれぞれ爆発が起き、計約70人が死亡した。3件とも「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。またそれによって外務省からも欧州でのテロ等に対する注意喚起が告知された。イタリアは、今日までG7が開催されていたし、これから夏にかけては、音楽フェスティバル,独立記念日を祝う行事などのイベントが目白押し...やはり注意が大切であろう。

 

自分たちの信仰を放棄したくないがために殺されたエジプトのコプティ兄弟たちのために共に祈りましょう。by教皇フランシスコ

 

今年は6月25日まで。「聖なる月」こそ、平和を祝いましょう。

 

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C112.htm

http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-12168464278.html