風薫る5月 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

雨が降って〜、降って〜、休んで、休んで〜とカスタネットのような日常がやっと終わり、青葉若葉が萌える素敵な季節だ。

 

風薫る5月。(もう終わるけど)初夏の若葉の中を、さわやかに風が吹き渡ってくる。しかも、微妙に甘い香り。

 

暑すぎもせず、寒くのもなく、一瞬ではあるが、ミラノの好きな季節。自転車で移動するのが好き。どこからともなく、ジャスミンやネズミモチの小さな白い花々の匂いがしてくる。

 

ところで、ワインテイスティングではよく白ワインの香りを”白い花”という形容をすることがある。アカシア、モクレン、オレンジの花、りんごの花、すずらんなど。一度、友人が「ジャスミンの香り」と形容したら、別の友人が「茶でも飲んどき〜!」といって大笑いしたことある。ジャスミンティーかい?!と思ったけれど、でもやはりジャスミンの花の香りとも形容するのだ。

 

今朝、本屋にでかけたついでに、真ん前に住む友人に電話をしたら、お茶を飲みにおいで!と言われ、ちょこっとだけお邪魔してきた。とても素敵なテラス。毎年バラがいっぱいだったが、今年はジャスミンが溢れるように咲いていた。

 

 

そして、あっという間に夏に突入だあ。

 

風薫る空手着干さるる皆デカイ

目に青葉学年末のピッツァータ

夏までに塗ってやせようセルライト

初夏の風蚊遣り火運び息できぬ

夏休み何すりゃいいんだ三ヶ月