ハラタツ! 蚊の大量発生 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

今年は恐ろしいほど、蚊が大量発生している。

 

雨が多く、ベランダのプランタの受け皿や、道路の排水溝やマンホールに水がたまりがボウフラが繁殖して蚊の大量発生になってしまったのだろうか?

 

そしてふと、家の中の天井を見上げると、阿鼻叫喚!あっここに3匹。向こうの部屋に5匹。廊下に4匹...なんていうのはザラ。こんなの初めて。しかも、寝ていたり、PCにむかっている際に、耳元にブーンとやってこられると、撃退するまでいてもたってもいられなくなる。ほんとにハラタツ!イライラするわ!

 

余談だが、蚊は1秒間に800-1000回もの羽ばたきをするそうで、その羽音がブーンと聞こえるわけだが、「ファーン、ファーン」と鳴いている蚊は、メスで440Hzの羽音振動数で鳴いているそうだ。そして、血を吸うのは、メスのみ。なぜならば卵を産むわけで、産卵時期以外は吸わないそうだ。そして2mgくらいを吸うと満腹になるようだが、1mgあたりで4,5回は吸っているそうだ。

 

また産卵時の蚊は人や動物の排出する二酸化炭素、体温と湿度、汗に含まれるアセトンや乳酸などの揮発性物質などに反応し吸血行動のターゲットを決めるという。太り気味で体温が高く汗をよくかく人は、そのためか?と納得。そして妊婦や赤ちゃん、飲酒後などの基礎代謝が高い人も蚊のターゲットになりやすいというが、これまた納得。また、化粧品や香水などに含まれる化学薬品の中にも蚊を引き寄せる成分が含まれているようだ。

 

以前、体温が低く、汗をかきづらい体質の時は、確かに蚊に刺されることはほとんどなかった。つまり血液がまずかったのだろう。最近はボコボコだ。私って何か蚊を引き寄せる成分を放出しているのだろうか?いやだわ〜。

 

それにしても、今年の蚊はしぶとく、ハッカ水をまいても効き目はなく、それどころ蚊取り線香やベープなどを焚いても、こちらが苦しくなるだけで、とにかく、蚊、蚊、蚊...。ハラタツわ〜。

 

個人的に思うのは、こちらの蚊は日本の蚊と違って、いつまでたってもじわじわ痒いこと。考えてみれば、蚊に刺された時に発生するかゆみや腫れというのは、、蚊の唾液によって起こるアレルギー性の皮膚炎だという。かゆみあたは個人別で1)蚊に刺された直後(約15分以内)に起きるかゆみや赤み、発疹の即時型アレルギー反応。また、蚊に刺されてから1−2日後に起きるかゆみや赤、発疹のでる2)遅延型反応があり、その両方が重なる場合もあるというが、私はもろそのタイプ。ちなみに、年を取ってくると、刺されても無反応というのもあるようだ。感じるってことはいいことなのかな?笑

 

あまりにもひどいので、ミラノの清掃局(AMSA)のHPを見ると、5月22日よりミラノの137,000本ある通りや学校、公共の学校の消毒が始まっていた。まだゴキブリは見ていないが、そろそろアパートの敷地にも消毒が撒かれることだろう。

 

とにかく、何を塗ってもかゆみがとれぬ。実家では、朝顔の葉を痒いところに直接塗り込むと、あっという間にかゆみが消えたものだ。ほんと、あのブーンとした音、そしてこの痒み。ハラタツわ〜。なんとかして欲しい!!