綿毛の絨毯 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

この時期、ミラノ郊外は、ポプラの綿毛の絨毯と化している。

 

 

しかも、どこからともなく、ふーわふわ、ふーわふわ、それこそタンポポの綿毛の大群が空から降ってくるような感じ。綿毛の銀世界?!苦笑 口を開けようものなら思わず吸い込んでしまいそうだ。(人間掃除機かい?!爆)なので、ポプラの綿毛が飛んでいるのを見かけると、思わず息を止めてしまう。(そういえば、子供の頃、柳の木の下を通る時、息を止めたもんだ!あれはなぜだったのだろう???)

 

イタリアの保険省によると、イタリア人の18歳から44歳までの25%がアレルギー性鼻炎を患っており、5%が喘息持ちだという。すごい確率ではないか?これは、ある意味国民病とも言えるかもしれない。私も過去に2回イタリアで大掛かりなアレルギーのパッチテストをしているが、ニッケルと、数種類の花粉に反応してしまう。普段はそれほどでもないが、免疫力が下がった時に、すごいことになるから恐ろしい。

http://www.salute.gov.it/portale/salute/p1_5.jsp?id=158&area=Malattie_del_sistema_immunitario

 

しかし、なぜそんなにひどい木なのに、どこにでも植えられているのだろう・・・成長も早く緑化のために、もともとは植え始められたようだが、これほどまでに害があるというも困り者。

 

けれど、何度も書いているが、ポプラは『人民の木』と呼ばれる木で、ギリシャ神話や聖書にまで出てくるのである。そして、驚いたのは、キリストが処刑された十字架はポプラの木であるとの言い伝えもあるそうで、一部のキリスト教徒は『聖なる木』としているそうだ。

 

ちなみに、ポプラはイタリア語では"pioppo"(ピオッボ)と呼ばれるが、学名Populusには「震える」という意味があり、ポプラの葉が僅かな風でもサラサラとそよぐことから付けられたといわれる。子供のころ、タンポポの綿毛をみると、シャボン玉を吹くように、面白がってすぐにふいてみたが、今じゃ「やめて〜!!」と叫びたくなる。

 

今朝は、連休明けの雨で気分的に落ちているが、少なくとも綿毛が飛ばない!と思うと嬉しい。そして、友人にもらった”桜咲く傘”を久々さすことができることを思い出した。雨が降ると、傘に桜が咲くのだ。風流だわ。

 

 

また、晴れて、再び綿毛が飛ぶ前の束の間ではあるが、ポプラの綿毛に関しては、雨が降ると、ほっとする。

 

綿毛の季節が終わると、夏突入デス!


追記

今朝近所を歩いてみると、サンシーロ地区のポプラの木は、見事に葉だけ落とされていた。これなら安心!