パパ様ミラノ司牧訪問 ~ その⑨ ついに当日 3 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

バチカン放送局の日本セクションから先日のパパ様のミラノ司牧訪問、モンツァでのミサの様子がアップされたのでご紹介。

 

http://ja.radiovaticana.va/news/2017/03/27/ミラノ大司教区訪問:教皇、モンツァでミサ/1301526  

 

およそ、100万人がミサに参列したと言われている。我がパロッキアの中学生は前日夕方に出発し、現地でのパロッキアに宿泊。ミサ当日はミサは午後3時からだというのに、現地に8時入り。どれだけ待ったことだろう。前日降りた電車の駅へ行くと、当日はそこには電車がとまらず6キロ離れた駅まで徒歩で移動。すると、駅のホームの端から端まで人があふれ、結局ミラノ市内までバスで移動したという。地元サンシーロ地区に戻ったのは、夜の21時だというから驚いた。それこそ24時間以上かけた巡礼だった。

 

ところで、パパ様がサンシーロに入場され、早速若者たちのパフォーマンスが始まった。今回のパパ様のミラノ訪問のロゴをはじめ、キリストのみ顔などが作り出された。また、堅信をこの秋に受ける子供や両親、カテキスタからの質疑応答は興味深いものがあった。

 

 

今年、堅信を受けるダヴィデ君(10歳)の「パパ様が僕たちの年齢の時、イエス様と友情を深めるために、何が手助けとなりましたか?」という質問に対し、パパ様は、ご自分のおじいちゃん、おばあちゃんとの思い出に触れながら、彼らには生きる知恵がある。①祖父母と話そう。いろいろなことを聞いてみよう。と勧められた。また②遊ぶこと。友達と遊ぶこと。人を尊重し、喜びを持ち、イエスと一致すること。たとえ喧嘩をしても、すぐに謝って仲直りをしよう。そして③パロッキアに行こう。オラトリオに行こうと勧められた。

 

 

そのあと、再びパパ様より子供達にメッセージがあった。「学校や地域で決して仲間をからかったりいじめてはいけません。約束出来ますか?パーパにではなく神様に約束して下さい!」 パパ様到着前にアニマトーレ(指導者)からいじめは決してしてはいけない!と言った話があっただけに、イタリアでもこの問題は深刻なのか?と思った。 相手の立場になること。相手の気持ちを理解しようとすること。これは小さい頃から身につけるべきこと。

 

 式の終了後、大量の風船が空に放たれた。

 

参列者が全員退場したところで、私たちボランティアも解放されたが、観客席は見事にゴミが残されている始末。

 

 思わず信仰の前に、教育、しつけ、道徳心はどうなっているのか?嫌味の一つも言いたくなるくらいだった。苦笑

 

サンシーロをあとにした途端に雨が降り出した。

 

長い長いパパ様のミラノ司牧訪問が終了したが、翌日のごミサあとのアンジェラスの祈りの中で、ミラノ弁で、ミラノでの歓待に感謝され、ミラノが郷里のように感じられるとおっしゃった。”A Milan si riceve col coeur in man!’ Grazie!”

 

私にとっても長い長い一日、いや待ち遠しかった1年を迎えることができた。神に感謝!

 

 

http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-12260141509.html