今が旬 〜 カルチョッフィ その3 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

カルチョッフィ(アーティチョーク)の美味しい季節。

 

以前は嫌いだったが、あの苦味、あの感触...慣れてくると癖になる。

 

昨年、帰国してしまった私の笑いと料理の師匠-H嬢が1年ぶりにミラノに遊びに来た。🎶包丁い〜っぽん、さらしに巻〜い〜て...マイ包丁を持ってきたわりに、我が家へ来る際、包丁を忘れたH嬢。仕方なく、我が家の包丁を使ったが、「切れね〜」何度も怒られ、その場で包丁の刃をといだものよ〜。

 

一緒にメルカートを徘徊し、食べたいものを買ってきてもらった。カルチョッフィ、アスパラガス、フィノッキ...どれも季節のお野菜だ。すべて切り刻んでもらった。

 

カルチョッフィはボンゴレと一緒にパスタに。さっと炒めたカルチョッフィにボンゴレを入れ、いわゆる蒸し焼きにするのだが、最後に小麦粉をつけたキューブ状のバターを落とすとコクが出る。そこにちょこっとお醤油をいれても日本風になって美味しい。残ったカルチョッフィではきんぴらにしてみたが、これまた美味。ちなみに、長男のお弁当のおかずにいれたら、お腹がいっぱいだった、といって丸ごと残して帰宅。腹たつわ〜。

 

 

 

カルチョッフィには、ビタミンAをはじめ、ビタミンB6の宝庫であり、炭水化物を体内で使用されるエネルギーに変換するために必要なカルシウムやリン、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどを豊富に含み、私のような貧血には、鉄分もたっぷり含んでいるので、おすすめ。

 

また、利尿作用及び浄化作用が、体から有害物質を排除してくれるというが、豊富な食物繊維と消化の促進にも効果大。食べた途端に、腸の調子が良くなるから、あら不思議。体内に蓄積された脂肪や宿便も体に負担なく排出してくれるから嬉しい。

 

また、肝臓の回復を早め、体に重要な臓器の再生をも手助けしてくれる。特に、肝炎、肝硬変、肝機能不良のような疾患を治療するのに優れているという。コレステロール低下。そして二日酔いや吐き気も抑えてくれると言うので、酒飲みにもぴったりのハーブなのだ。

 

ただし、キク科アレルギーの方は避けたほうが良いらしい。花言葉は「警告、独立」。

 

旬には旬のものを!旬の食材はその時期の体が欲する食材。だからこそ、私たちは全身で美味しいと感じるのだろう。旬を意識して、食材選びをしてみよう。

 

 

 

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