今が旬 ~ トレヴィザーノ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

この時期になるとメルカートやスーパーに出ている赤い野菜。トレヴィザーノ。
 
赤いレタスのような白菜のような、なんなのだろう?と思っていたら、キク科の植物でチコリやエンダイブと同じ仲間。

それにしても、目に鮮やか、そして苦味がある。けれど、一度食べると病みつきになってしまうのだ。日本でもウド、ふきのとう、たらの芽など「春は苦味」と昔から言われている。

トレヴィザーノの効能は、チコリ同様、チコリ特有の成分としてチコリ酸を含み、強肝作用、解毒作用、消化促進作用があり、新鮮で生命力が漲った春野菜で、デトックスに最適!旬の恵みは、自然の摂理にかなった食材なのだ!

カリウムが豊富で、それはキャベツの1.5倍。体内のナトリウムの排出を促し、血圧を効果させる働きがある。食事が不規則な方や塩分を摂りすぎで高血圧の方にオススメ。また、活性酸素を除去する抗酸化作用も含まれており、アンチエイジングにはこれまた最適。

トレヴィザーノにも数種類、種類があるが、よく購入するのがこちら。



普通にサラダとして食しても良いし、個人的には半分に切ってオーブンに並べ、塩胡椒、オリーブオイルをかけて焼くグリルが大好き。ソテーでも美味。

今日はタルディーボと呼ばれる葉の先が細くてくるりとカールしているものを購入。
 
 
少し高めだが、最近やっと値段が下がってきた。ちなみに2つで3ユーロちょっとだった。ある程度畑で育ってから収穫しその後水耕栽培することにより、この濃い赤い色を出しているようだ。歯ごたえがあって、上記トレヴィーゾと同じように食しても良いが、私はスカモルツァチーズをいれたリゾットが好き。というわけで、今晩はリゾットを作ってみた。スカモルツァではなく、ゴルゴンゾーラをいれてみても美味。ワイン好きにはたまりません!

ちなみに、日本では、福井県のワトム農園さんがタルディーボを生産されているよう。要チェック! 
http://watom.net/cp-bin/blog/


http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-11191135713.html