若い頃から、肩こりがひどく、指圧や針の治療にはよく通っていた。
イタリアに来てからも、子供ができる前は、スポーツクラブに通い、プールにも通った。しばらく何もしていなかったが、次男が生まれる直前からヨガを始め、それから太極拳、そして空手に移行。それでも、定期的にマッサージには通っていた。
この春で空手を始め、丸2年になるが、肩こりが嘘のようになくなった。汗も出るようになった。それが良いのだろう。編み物はするが、根を詰めないようにし(ある意味、すでに見なくても感覚で編んでいるが)、まずいと思ったらしばらく休む。
それが、最近の冷えのせいか、どうもすっきりしない。我が家のお風呂は、ガスではなく電気なので、お湯をためるのも時間がかかるし、貯めている間に冷めてしまうから、湯船に浸かることはまずない。シャワーのみ、というのもよくないのだろう。空手仲間のフランチェスコ爺さんには、足湯だよ、足湯!といつも言われるが、最近はサボりがち。
...というわけで、約2年ぶりにタイマッサージに出かけてきた。
タイマッサージは、約2千5百年の歴史があるという。その創始者は,今から約2千5百年前の時代を,釈尊と共に生きていたインドのシワカ•コマラパ氏とされており,彼は仏陀の主治医であり,サンガ(仏教僧の集団)の筆頭意志として活躍していたのだそうだ。
いずれにしてもタイマッサージの手技は,指圧•マッサージ,ストレッチ,整体•矯正の3つの種類に大きく分けられ,こった筋肉をほぐし,緩んだ筋肉をストレッチで伸ばし,最後に歪んだ背骨や間接を矯正するというトータル的な手技療法で,マッサージをする人と,受ける人と2人3脚でのヨガとでもいおうか?また,手の平や指先だけでなく,肘や膝,拳や足をいった部分も使い,すべての動作をゆっくり行なうため,マッサージをする側にも体の負担は比較的少ない。
いつも通っていた所は,タイでマッサージの資格を取得したものだけが働いており,過去に何人かにやってもらったが,相性というものがある。私が指名する人は、友人が”ミニスカポリス”と呼んでいた”オッキー”。私の体を把握してくれているんだな。
ちなみにマッサージする側もされる側も呼吸があってくるようになると,吐く中心の長い呼吸になるため,酸素がよく入り,炭酸ガスが排出されるため,体質の酸性化を防ぐことができるという。
マッサージ師はプロだから,体をさわるだけで,どこがこっているかわかるそうだ。今回は内臓がかなり硬くなっており、お腹を割合たくさんマッサージされた。その裏側になる腰の部分もガチガチ。痛くて悲鳴が出そうだった。しかも,ベッドを温めてくれたので,体も自然と楽になり,しらず知らずのうちにうとうと寝てしまう。今回は初めから約1時間半爆睡。
頭の先から足の先までリラックスし,最後に背骨,特に今日は肩甲骨の間あたりをボキっ,ボキっとならされる。そして、背中合わせで持ち上げらるのだ。(でも私、上半身裸なんですが...)筋肉がほぐれた時,脳と体はやらかくなり,体も心もリラックスできる。 また,筋肉を十分にほぐし,筋肉内または,リンパの流れが良くなるからか老廃物を外に排出しようとするので,毎回終わると同時にトイレへ直行。そこですぐに出していただく温かい紅茶で心もほんのり温まる。至福の時。
その後、ミサに与り、心も安定して帰宅した。
コップンカー。
