待ちに待った新年の稽古が始まった。初日はまずは千本突き。
恒例の門下生の目標が一気に道場の壁に貼り出された。
昨年師範は、「目標設定は自分だけのためではなく、他人の役に立つ目標設定をする」のが良い、とおっしゃっていた。だから敢えて空手に関した方がいいかなと思い、昨年の目標は、「稽古週4回、皆勤をめざす」だった。あくまでも”めざす”のだが、実際週4回稽古に出始めると、体がそうセットされてしまうので、一度でも休んでしまうと、体がなまった感じになってしまっていた。けれど、このおかげで時間のやりくりも無駄なくできた。「ママは空手が楽しいから勝手に週4回通っているだけで、あなたたちは義務じゃないし、自分の宿題や勉強をうまくやりくりして時間を作りなさい。ただし、やれるのにやらないのは怠慢!」子供たちにそう言い、判断は子供たちに任せた。今年の目標はそれを続行することにした。単に稽古の数だけ出れば...というのではなく、一期一会、一球入魂(あっこれは野球か!)、(じゃあ)一撃必殺(ポケモン技か?!)で頑張る、という意味合いで、「稽古週4回続行」にした。
さて、今日の初稽古は軽い準備体操から始まり、基本練習の後に、少林竜の型を数回練習した。そして指定された順番に正座。空手は礼に始まり礼に終わる。稽古を始める前には必ず正面に対し礼、宗家岡田先生に対し礼、師範に対し礼、お互いに礼をする。その後、心を落ち着けて精神統一するため、1分間黙想。
..というわけで、千本突きが始まった。師範と黒帯の指導者4名が最前列に並び、20回ずつ号令をかけ、合いの手を打つように我々が気合を入れていく。突っ立ったままの突きだったらいざ知らず、四股だからこそ辛い。昨年は4,50本あたりから左足が震えだしたが、今回は震えが始まったのは、200回あたりから。普段、床暖房が入っている体育館、今日は暖房が入っておらず、足元が冷えてたまらなかったが、いきなり体が熱くなってきて、汗がじわじわ出てきたのがわかった。子供達の叫ぶような気合いに負けないように、お腹の底から声を出す。昨年ほど雑念はなかったが、「無」になると、動きが惰性になりかねないから、集中力は欠かせられない。 ただただ自分にまけまいと思い、打った千本。最後の200本がきつかったな。
汗ダラダラ。膝ガクガク。喉ガラガラの千本突き。終了後皆で拍手しあった。達成感と心地よい疲労感。
その後、師範のご子息の三段補の審査が行われた。黒帯になると、段位の試験は誕生日のある月に行うと聞いていたが、そうだ!彼は1月生まれだったんだわ。
本来はあと100本蹴りがあったが、免除された。なんだ〜まだ余裕だったのにぃ。笑
それから5つのグループに分かれ、折り紙教室が開催された。私の担当は巨大折り鶴。今回全体で60人前後の参加者だっただろうか。思ったよりも少なかった気がする。体調を崩したり、仕事の都合でどうしても来られなかった人は仕方ないとしても、まだ旅行中だったり意外な理由で参加していない人も多く、これまた「礼に始まり礼に終わる」”始まり”なのにな...と思ったものだ。
千本突きはいい経験。子供たちにも文武両道で、どんな困難も乗り越えることのできる成長の年になってほしいもの。
「礼に始まり礼に終わる」
http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-12103580137.html
「人間をつくる道」
http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-12210431491.html




