在ミラノの皆さんへ 〜 コンサートのお知らせ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

来る1月6日、ミラノの教会にて"La pace e l'amicizia"「平和と友情」と題したチャリティー•コンサートが催される。

 

 

1月6日(金)15時 〜

Santuario di Santa Maria dei Miracoli e San Celso

Corso Italia 37 a Milano 

入場無料

 

福島楽友協会合唱団<Fukushima Musikverein Chor >と地元教会の聖歌隊 <Coro Bach di Milano>の夢の共演。

 

Programma
福島楽友協会合唱団
1 – 赤とんぼ (山田耕作)
2 – まちぼうけ (山田耕作)
3 – ペチカ (山田耕作)
4 – 雨 (高田三郎 合唱組曲「水のいのち」より)

5 – 小さな空(武満徹)

6 – 翼(武満徹)

 

Coro Bach di Milano
1 – Dormi, dormi di Bruno ·
2 – Bogoroditse Devo di Serghei Rachmaninov
3 – O magnum mysterium di Morten Lauridsen

 

Fukushima Musikverein Chor e Coro Bach di Milano
1 – Messa no.2 D167 G maggiore di Schubert, Direttore Korai Masanobu
2 – Magnificat RV610 di Vivaldi, Direttore Sandro Rodeghiero

 

実は、福島は合唱王国だということを知らなかった。

福島学友協会合唱団は平成2年に音楽教師らで設立され、定期演奏会のほか海外公演、東京公演などでレベルの高い歌声を披露していたそうだ。

 

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、海外演奏は今回が初めてで、今回団員約30人が参加。3日のウイーン公演の後、ここミラノでもジョイントコンサートを繰り広げられる。音楽監督を務める高麗正宣県合唱連盟名誉理事長は「本場の空気を感じ、県内の合唱発展につなげたい」と意欲を語られている。
 

korai-masanobu

音楽監督を務める高麗正宣県合唱連盟名誉理事長


個人的には、ヴィヴァルディのマニフィカートが楽しみ。そして、武満徹作品だったら「死んだ男の残したもの」を歌ってほしかったなあ。

 

ところで、東日本大震災後には、ミラノでも沢山チャリティー·コンサートが行われ、今や我がゴスペル·ガナリア隊の指導者でもあるK先生は元々チャリティー·コンサートの『ミラノ児童合唱団』の指導者でおられた。(そのつながりでガナリアが結成され、どさくさに紛れて、師匠を空手の月心会のイタリア本部に引っ張り込んでしまったのだけれど。苦笑)

 

ミラノ児童合唱団はなんだかんだ、3、4回舞台で歌ったのではないだろうか。当時次男が参加していたのだが、親子でiPodで何度も歌を聴き、練習しながら登校したもの。 「いつでも何度でも」そして、『天空の城 ラピュタ』より「君をのせて」...皆で東北の復興を祈ったものよ。 

 

在ミラノの方、ぜひ見に行きましょう🎶

 

 

「翼」武満徹作曲