毎日人人人...とにかく人の流れを見ていると人酔いしてしまう。(そんな言葉あるのかな?)けれど、見方を変えて、この人たちはどんな人生を過ごしているのだろう?幸せなクリスマスと年末年始を過ごせますように、と願うとなんだか違う心持ちになる。
人を見ていて面白かったのは、ああ、この人きっと姉妹ね。兄弟かな? 親子も見ていて、顔や仕草の似ている部分が分かるのが面白い。
最終日まで値段は下げないよう言われていたので、イタリア人のしつこい、ディスカウント攻撃には参ったが、大抵は、とりあえず「安くして!」というのが彼らの常套句だから、適当に流せば交渉は成立するが、そこで必ず待ったをかけるのは、妻か彼女。あはは、それはどこも一緒ね〜。
面白かったのは、ただただ日本が好きで、日本人が大好きで、話したくてやってくる人もいるということ。商品を買うのではなく、取り留めのないことを話してくるのだ。一人のモンゴル人女性にはお友達になって!といって電話番号までもらってしまった。(でも私の操作間違いで消しちゃったんだわ。あちゃ〜。)でも考えてみれば、私もヨガをやっていた時は、インド人の友達が欲しくって、太極拳をやっていた時は、中華食材店、中華レストランへ行くたびに「太極拳する?」と聞いたものだ。
余談だが、今は”空手のツーツー(智子の中国語読みは”ツーツー”と読むそう)と呼ばれ、私が美容室へ行くと、「ツーツーには近づくな!怖いから」と冗談は言われるし、逆に「僕を殴って!」といってくる輩もいる。大和撫子に対して皆なんなんだよ!!
話は基、普段は自分が客側だが、どこへ行っても、本心から接客しているのか、目だけ笑って、適当に接客していないか、逆に観察してしまう。日本の場合、コンビニでもどこでもあまりにもマニュアル的な接客で、本心から感謝や謝罪の気持ちがない人間にそんな言葉使って欲しくないわ!とついつい思ってしまうのだ。仕事量とお給料の問題ではなく、相手は”人間”だということ。本当は多くの人と接することができる、魅力のある仕事なのに。
まあ、万人に喜ばれる接客はないとしても、商品を売って喜んでもらえるほど嬉しいことはない。「すっごく嬉しい!!」と言われ、私も心から嬉しかった。
"Grazie!! ”ありがとう、という言葉もこれほど、嬉しく感じたことはない。 与えることで与えられる。意味合いは違うけれど、体は疲れても心が満たされる。
物事、味方と態度を変えたら、変わるものなんだな、と思う。
いろいろな人がいるけれど、避けて通ることもできれば、あえて接触することで、何かを気付くこともある。
人間ってこれほど面白いと思ったことはない。この機会に感謝。