フィエラの仕事も一週間が経った。
あまりにも早くて、日にち、曜日の感覚がなくなってしまった。
朦朧としながら、毎朝霧の中を出勤。地下鉄の改札を出てから、しばらく地下を歩くが、地上に出た途端にキーンと耳が痛くなるような寒さ。ここで、目がさめる。そして、フィエラの門をくぐると音楽が流れているが、帰りがけは疲れ切って何がかかっているか耳に入らないが、朝は必ず大好きなMikaがかかっている。すると、自然にスキップしたくなっちゃうから不思議。笑
とにかく、開門と同時に人人人。毎日どれだけの人を対応しているのだろう。笑顔、笑顔。口角上げよ!
人酔いし、ランチタイムが来ても食欲なし。毎日、おかずまで入れちゃう握らないおにぎり”おにぎらず”を持っていく。まっ胃に流しているだけ、という感覚もあるが、とりあえず先にトイレに行っておかないと、行列になっており、どれだけ時間がかかるかわからないから大変。時間が余れば他のホールを見て回るが、まあどこも人人人。思うように歩けない。せいぜいコーヒーを飲んで戻れればラッキー。
帰りも、どこか見て歩きたいが、体も気分も乗らない。なので、今年は, 牡蠣もパエリアもパス。日本のブースがあるホール14は、中華系の屋台があるので、やはり何気に匂いがしてくるので、それも問題。
ところで、普段は物欲はほとんどないのだが、先日帰りがけに何気に見に行った"Moda & Design"コーナーで斬新な靴に一目惚れ。買ってしまった。今月2足もスニーカーに穴が開いてしまい処分したから、まっいいか。他のものを見てしまうと、目移りしてしまい決まらなくなるから、一目惚れの一点で決定。でもやっぱり次の日、気になって見に行ってしまった。そこでシャンパンサービスを受ける。嬉。ちなみに彼らは靴のデザインとおろしをしており、実質的なお店は持っていない。
でももう行かないぞ。まずいぞ。誘惑に負けそうだ!それからModa & Designだけには近づかなかった。
が、今日帰りがけにイタリア館を見ていて、ロンバルディア州のブースに、へー先日の靴みたいな派手系の靴屋さんがロンバルディアにもあるのね〜なんて思っていたら、中から、「チャオ〜!」と先日応対してくれた、非常に感じのよい女の子が私に手を振っているではないか?あれっModa & Designのところだけじゃないの?と聞くと、2軒出しているのだという。お店のサイトを見ていたら、日本にも輸入業者がいるようで、扱っているお店があるのね、という話をしていたら、どこかで取り寄せたいお店があったら、この事務所に連絡くれる?といって手書きのアドレスをくれた。そういえば、次の仕事は靴の仕事なんだわ...
話していたら、彼女の同僚が胸にぶら下げていたポシェットに目が止まってしまった。かわいー!!それもここの商品?!と聞くと、次から次へとサンプルを持ってきてくれた。もうダメ。私の好みだわ。なんかハートを突き抜けられた感じ。斬新。誰でも持ちこなせるものじゃないオリジナル商品。裏表の色と皮の種類が違うポーチが3つ重なった形のポシェット。うわっどうしよう。誘惑、誘惑....見ていたら、いろいろなサイズがあったことが判明。
確かに、ポシェットも地味系は幾つか持っているが、これぞ!という斬新なものが欲しかった。もうダメ。もういいや。あとは、好きな配色があったら決めてしまおう...結局床にしゃがみ込んで見始めた。店員さんも結局私を見捨て、一人であーでもない、こーでもないといって選ぶこと数十分。「ごめんね。一人にさせちゃって。でもあなたはブラーヴァだから。」って犬じゃないんだからさ...
というわけでこれ。もう嬉しくてたまらない。
でももう買い物はしない!絶対お金は使わない!1年に1つね。爆 MikamとMipelにもいるから会いに来て!と言われた。ミカムは世界最大の「靴」の展示会でミペルは欧州最大級の革製品、バッグ、アクセサリーなどの展示会。3月と9月に行われ、3月は秋冬物、9月は来春夏ものが展示され、同時開催なので世界中からバイヤーがやってくるのだ。タイミングよく仕事があればいいのだけれど。でもやっぱり私にはまずいわ。目の保養と言っていられない。苦笑
私へのご褒美はもうおしまい。クリスマスまで心を引き締めなきゃ。






