在ミラノ北イタリア日本人会の最大イベントであるLa Festa 2016が開催された。一度骨折でドタキャンしたが、今回8回目の出展。
もう、それがこの時期の習慣となっているが、11月下旬から12月いっぱい、ありとあらゆるイベントが重なり、出展しつつも、思うように作品が作れない。また当日は、補習校の保護者による飲み物販売の手伝いやら、ゴスペルの師匠のミニコンサートのバックコーラスとして、あっちへ行ったり、こっちへいったり怒涛の一日だった。
ところで、空手の稽古は週4回参加しても、私の中では、組手は週1回!と決めていたにもかかわらず、La Festa前の金曜日と土曜日に軽め、とはいえ組手の練習があり、しかも、普通の半分の30秒だったとはいえ、サンドバッグのワンツーパンチはジャスト50には、いじめ?もとい、地獄のしごきである。苦笑 土曜日の稽古の後に、歌の練習が3時間。さすがの私もヘロヘロであった。
そんなわけで、疲れが取れないまま、土曜日の夜は、結局夜なべ。朝の3時まで作成し、なんとか準備終了。欲をいえば、グラスコードや帽子、ルームシューズを作りたかったが、間に合わず。
雨続きのミラノだったが、お天気に恵まれ、また寒すぎず気分良く家を出た。ちなみに今年も長男はアルバイト。バイト代はたかが知れているが、普段お小遣いをあげていないし、やはり先輩後輩という縦社会はなかなかイタリアの中では育たない。その中で一緒に成し遂げる達成感を経験することは大切だ。今年は、空手でも高校生の門下生が増え、アルバイトでも空手仲間が多く、楽しかったようだ。
ところで、フェスタ関係者は早めにお弁当を購入し食べることができるが、毎回息子たちは、「お腹すいた、お金ちょうだい!」と何度もやってくる。なので今回はパニーノ5個と朝からフォッカッチャを焼いて持って行った。マイビールも3本持参。笑
早く着いた人から、くじ引きで場所を決める。手芸コーナーは一番乗りで比較的によい場所を確保。ただ、一緒にやった空手の師範の奥様がテーブルクロスを持って来てくださるとのことだったので、到着までウロウロと歩き回り、同じ参加者の出展物を吟味。フェスタに参加するとあまり歩き回れる余裕がないので、周りで何が起きているのかわからないことも多いが、個人的にはやはりフェスタは参加するのが楽しい。
11時半から食堂と化する体育館で、飲み物販売。12時開場で、準備もほとんど出来ていたので、おしゃべりしまくり。また、ここでも最近、空手に入会してきた母子と会い、空手談義。いい加減自分自身「空手バカ」だと思うわ。机に腰掛けると、自然に腹筋をしてしまうし。爆
あっという間に、飲み物販売の係りも交代の時間となり、持ち場に戻った。作品は売れていなかった。売れる売れないは、天候やテーブルを出す場所によっても左右される。ちなみに昨年はほとんど売れなかった。
来場者はほとんどがリピーター。昨年のミラノ万博を経験にイタリア人も列になって並ぶことを覚えたようだ。笑 またリピーターは、回る順序を心得ており、まずは空いている時間に食事をし、徐々に見て回る。なので、1時過ぎあたりから徐々に食事を済ませたイタリア人が各教室を回り始める。着物を来て写真を撮るサービスやラボラトリオ関係は、予約制でこれまた、要領を得ていないと、時間内に体験できないようだ。
2時過ぎあたりに、来場者が2000人を超えた案内が入った。知り合いも次から次へとやってきた。あれよあれよと作品も売れ始めた。わからないものだ。特に、我が家の上の階に住む友人が私の作品や師範の作品も沢山買ってくださった。
合間合間を見ては、買い物に走り、在ミラノの婦人会のよる豚汁やケーキを食す。焼きそばやたこ焼き、日本酒は長蛇の列で並べなかった。ちっ。
30分後に歌いに行かなきゃ!トイレに行く途中、となりの教室を覗くと、「柚子」のおじさんがいた。庭で柚子がなるようで、1つ1ユーロで分けてくれているのだが、昨年は参加されていなかった。ちなみにミラノで柚子を売っている中華食材店ではなんと1個7ユーロ。とてもじゃないが、手が出ない。一日前に、フランス人の友人から電話が入り、もし柚子の彼が来ていたら、先に買っておいて欲しいと言われていたが、お一人様一個と制限付きだったが、彼女はちゃっかり先に来て購入していた。彼女は柚子風味のトリュフを作るのだという。私もこの柚子を一つゲット。
また、廊下の手芸コーナーで水引アクセサリーもまたゲット。着け心地の軽いカラフル「和」モダンが素敵。
大急ぎでコンサートの最終リハに参加。準備された法被を着ると、緊張感が増してきた。笑 女は愛嬌。そして度胸も大切!当たって砕けろ!で体当たり。
まあ、細かいことよりも、楽しんだもの勝ち!振り付けは間違うわ、コーラスの掛け合いは忘れるは、ひどかったが、楽しかった。
今回も多くの人に会った。織姫と彦星のように、1年に1度しか会わない人も沢山いる。数年前にご主人を亡くされ、80歳を過ぎ、ご本人も体調がすぐれず養老院に入っておられる知人が一人でいらしていた。「もう今回が最後かもしれないわ。」とおっしゃっていた。誰に来年がこないと言えようか。楽しいことは永遠で会って欲しいものだけれど、そうもいかない。
来年もまた会いましょう。それが楽しみ。それが生きる希望。
今週からいよいよ12月に入る。これまた怒涛の日々が続きそうだ。
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