秋のサイクリングコース | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

組手を始め、どうも持久力がないことが判明した。やはり年には勝てないわ...

 

筋トレは問題ないのだが、とにかく組手の途中で呼吸が苦しくなる。心肺機能を高めるトレーニングは、本来ジョギングや水泳が持ってこいらしいが、絶対だめ。一番嫌い。では、自転車なら続くかな?自転車は筋トレ以外に心配機能にもいいという。心臓が全身の筋肉へと酸素を送り届けるこの能力を上げることで、疲れにくい体になるというのだ。というわけで、語学学校までは片道3.5キロ。商品を出しているお店までは片道4.5キロ。そこを自転車で行き来し始めた。

 

...というわけで、語学学校までの経路が気に入っているのでご紹介。

 

 

 

家の裏を通って高級住宅地を通り抜けると、Ippodromo S.Siro (イッポドローモ•サンシーロ)と呼ばれる競馬場の前を通る。入り口正面には巨大なレオナルド•ダ・ヴィンチの馬の像。あまりにも大きいので、初めて行った時は圧倒されてしまった。サンシーロに隣接しているが、サンシーロの脇にあるのが、トロッターと呼ばれる、映画ベンハーに出てきそうな一人乗りの二輪馬車に乗って競走をするもの。そして、そこの裏にあるのが、この競馬場。両方の内部に子供の遊技場があり、トロットランディア、イッポランディアと呼ばれ、子供の幼少時代、お誕生会を開いたり、呼ばれたりしたもの。復活祭のイースターマンデーに何度か競馬を観にいたことがあるが、非常に着飾った家族連れが多く驚いた。

 

 ゴルフの練習所があるなんて知らなかった。

 

 

 

こちらが裏からみたサンシーロ。Stadio Giuseppe Meazza。1925年の建造。イタリア国内最大の80,018人(なぜそんなに半端な数?)が収容できるという。日本の若いツーリストは、このサンシーロをみて「ヤベ〜」という人が多いようだが、どうもその言葉、聞きなれず、何を悪いことしたの?とついつい聞きたくなってしまう。笑 このサンシーロは、セリエAインテルACミランのホームスタジアムとして使用されているが、ミランは2018-19シーズンにここから東側に新スタジアムを建設中で4万8千人収容となる予定だという。

 

 コンサートのポスター。

 

話は戻り、サンシーロ裏唯一そびえるB&Bの裏には、お化け屋敷のような敷地がある。いつだったかどこからお湯を引いて温泉になるという噂を聞いたが、とても工事をしているようには見えない。調べてみると、元々は1900年代初期に建てられた厩だったようだ。

 

 

空から撮った画像がこちら。

 

 

そして、こちらは本来スパプロジェクトの予定図。

 

 

幻のスパ。

 

この先は、人通りもなく自転車で走るにはちょっと怖い道路。

 

 

ここから住宅街が始まり、大きな公園が脇にある。先にみえるのはBonola(ボノーラ)と呼ばれるショッピングセンターがある地下鉄の駅。1980年に地下鉄が通った駅。きっと当時は僻地だったのだろう。地下鉄M1線、Bonolaの先には、ミラノの見本市や万博の会場となった場所がある。また、大きな公園もあり犬も走り回ることができる。

 

 

 

ここが終点の学校。片道3.5キロの道のり。

 

 

 

自転車ではかなり寒いけれど、学校へ到着する頃は、体もぽっかぽか。歌の練習をしながら走るのが気持ちよいのだ!道が凍結しない限り自転車通学で頑張ります!