ミラノのサンシーロ地区にあるスーパー•Simplyに自動キャッシャーが設置され早7年。徐々にどこのスーパーにも自動キャッシャーが設置されているにもかかわらず、近所のEsselungaにはなぜか設置されていなかった。組合がしっかりしているというから、人件費削減にすると組合がうるさいのだろうか?と思っていたら、もうとっくに設置されてますよ、と友人たちはいう。大きな店舗にはあるのかもしれないが、近所のEsselungaは建て替えても広くもならず、通路も変わらず、あれはなんだったのだろう?単なる無駄遣いだったのか?と思ったものだ。
数年に一度店長が変わるが、ここ数年いる店長は、黙々とよく働くが人を使うことには長けておらず、お客の指摘に逆ギレ、社員に当たる場面を何度も目にしている。器小っちぇ〜。社員も口答えすれば、へたすれば解雇される可能性もあるのか?皆真っ赤になりながら、怒りに耐えている。そして、ぼそっと「早く出て行け!」といった言葉を何度耳にしただろうか。
そのEsselungaにもところ狭しと4台、自動キャッシャーが設置された。右に2台、左に2台あるのに、なぜかそこの前には3列の列が...なぜに?!自動キャッシャーはカゴで買い物をしている人のみなので、カートで回っている人は、一般のキャッシャーへ並ばなければいけないが、どこも長蛇の列。
自動キャッシャーなどが普及されれば、人とのコミュニケーションもなくなるのでは?と危惧する人もいるようだが、だいたいイタリアのスーパーのキャッシャーはしゃべりすぎ。話すと手が止まる。しかも、お客とではなく、キャッシャー同士が、プライベートな話を大きな声で堂々とする人も多く、なんだかなあ...と思う。たとえ、スーパーのキャッシャーとはいえ、仕事に対するプライドはないのか?そして、自分のことをぺらぺらと他人の前で話し、羞恥心はないのか?と他人事でありながら気になってしまう。
ピーッ!ピーッ!ピーッ!機械がフリーズすることもなく、作業が進んでいく。へっ!社員のキャッシャーよりも仕事が早いぞ!
朝早くEsselungaへ行くと、キャッシャーは1つか2つしか空いておらず、お年寄りでいっぱいのスーパーは長蛇の列となり、皆の文句の中で耐え切れなくなる。けれど、これからはお年寄りは嫌う自動キャッシャーなら、さっと行ってさっと帰ってこられるわ。今後少しはEsselungaへ行くことも増えるだろうか?苦笑
http://blog.livedoor.jp/s_sofia1317/archives/2010-11-21.html
