乳がん月間 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

この画像をFBで見た時、思わず「ドウモがケバい!」と思ったのは私だけではないだろう。

 

毎年10月は『乳がん月間』(Breast Cancer Awareness Month)として、乳がん早期発見啓発運動を展開している。

 

日本人女性は14人に一人の割合で乳がんにかかるというが、近年、日本女性に乳がんが増加した主な理由として、食生活の欧米化や、女性の社会進出があると考えられているという。

 

原因ははっきりと解明されていないが、女性ホルモンの1つであるエストロゲン(卵胞ホルモン)が乳がんのがん細胞を増殖させることが知られている。食生活の欧米化に伴い、高タンパク・高脂肪の食事が増えて体格が良くなった結果、初潮が早く、閉経は遅い人が増えた。さらに、女性の社会進出の増加によって、妊娠・出産を経験する人が減少し、女性が生涯に経験する月経の回数が多くなった。月経中はエストロゲンが多量に分泌されるため、この回数が増えたことが、乳がんの発生と進行に影響を及ぼしている可能性があるようだ。

 

また、欧米に関しては、8人に一人の割合で乳がんにかかるという。女性がかかるガンの中で、乳がんは29%を占めるリスク的に高い病気だ。

 

もともと1992年の初め、女性向け健康雑誌『SELF』の編集長アレクサンドラ・ペニーが、「乳がん意識向上月間(en:Breast Cancer Awareness Month)」の特集企画を検討するなか、化粧品会社エスティ ローダー社の副社長エヴリン ローダーに協力をもとめ、2人はリボンを作ってニューヨークの店舗で配布することを思いついたそうだ。けれど当時は色が決まっていなかったという。

 

1993年に「乳がん研究基金」(en:Breast Cancer Research Foundation)を設立し、ピンクリボン運動を展開。そして、2006年10月以来、10月1日を「乳がん検診の日」と決めて、積極的に検診を受けるようアピールしはじめた。特に50歳以上の女性がかかりやすいということで、私も先日マンモを受けてきた。初めて、マンモを受けたのは2006年。まだ次男が断乳できたかできないかの頃。

 

余談だが、イタリア人女性は胸が大きい割には、出産しても授乳期間が短い、というか出ない人が多いようで、フランス人に至ってはあえて授乳したくないため注射で止める人も多いと聞く。個人的には、この授乳もガンの発展に問題があるのではないか?また欧米人女性のピルの使用は、日本人のそれよりもはるかに上回るのでそういった関係性に疑問に思うことがあるが、専門家ではないので単なる想像に過ぎないが、食事以外にも乳腺に関わる問題はありそうだ。

 

話は戻り、初めてマンモを受けた時、私の乳房の繊維があまりにも綺麗すぎておかしい!と言われて、念のため、エコーも同時にしたことがあった。3人子供たちを合計70ヶ月以上、年数にして6年近くも授乳していたわけだから、乳腺が詰まっていたり、しこりもないようだ。国立がん研究センターのHPを読んでいたら、日本人において授乳が乳がんリスクを低下させる可能性があると結論していた。やはり...

 

何れにしても、遺伝の影響は仕方ないとしても、避けられるものは避けておきたいもの。とはいえ、アルコールの摂取も、ホルモン代謝に影響してエストロゲンの体内レベルを上げるため、乳癌のリスクを高めてしまうらしい。何事も中庸に....かっ!

 

 こちらの画像は昨年のエッフェル塔。

 

http://pinkribbon.org

http://www.nationalbreastcancer.org/breast-cancer-awareness-month