夏の間、大台を迎えてミラノに戻ると無料の検診の案内が2通来ていた。
一つは、大腸ガンの検査。そしてもう一つは乳がん検診のためのマンモグラフィー。日本だったら、50歳からの検診といえば、まず胃がんは外したくない気もするが、イタリアじゃあ大腸ガンなのね~。
それでもこの夏、知人、知人のご両親などのかなりの数がお亡くなりになられているが、私の知る限りは全員ガンだった。また、同年代の心筋梗塞、脳梗塞もいて、驚くばかり。
ちなみに、イタリアでは子宮頸がんの検査も25歳から65歳までの女性は3年おきに無料で受けることができる。(しかし、なぜかこの案内は来たことがない!)
そういえば、若い頃は、40歳、そしてそれ以上といえば、「ミセス」「主婦の友」世代じゃん!と思っていたが、最近では、女性のライフスタイルも多様化し、年齢や好みで細かくターゲットを定めた女性誌が増えてきた。また、40,50代の女性も、メイクやヘアスタイル、ネイルなどに気を使うようになり、女性の生き方も多様になり、同世代でも「えっらいおばちゃんや!」という人もいれば、「若くてこ綺麗な方」もおられるから、人生ここで差が出るの?とさえ思ってしまう。爆
ところで、40代半ばの友人たちがちらほら目が見えない!と言いだした。うふふ、それが老眼の始まりよ!と思う。私も気づいたら、口紅の裏側の文字が見えなくなっていたんだな。でも今は、手探りで編み物もするし、針仕事もできるのだ!
また、先日、友人が「T子が妊娠したっていう夢を見た!」と大笑いして電話をしてきた。「それは悪夢よ!」と言い返したのだが、閉経の平均年齢は日本人は50歳。イタリア人は51歳だという。まだ、まだまだ規則正く正確にやってくるし、ホットフラッシュとか手足の冷えなども全くない。長女曰く「ママ気持ち悪い」と言う。失礼な!そして、私の母も「しつこいわね!」と言う。まだまだ平均年齢のど真ん中ではないか...
それにしても、40歳代はまだまだ子育て中。でも50歳代になったら「人生これから」。余暇を楽しみ、そして健康を意識したいもの。
肝心な検査だが、大腸ガンの検査キットは薬局でもらい、手続きは全て薬局がやってくれた。また胸のマンモも近くの綺麗な検査専門の病院で勝手に予約が入っており、保険カードを持って行くだけ。ずいぶんとシステマチックになっており驚いた。
余計な検査などすべきではない、という人もいるが、潜在している病気の発見や、生活習慣を改善することで病気を予防できれば良いなあと思う。
