日本の伝統文化、匠の技を途絶えさせたくない。 そして、もっと日本の素晴らしい技術、世代を超えて受け継いでいける物を日本だけではなく世界へ向けて発信したい。
そんな想いを胸に、ミラノで着物のレンタルサービスをされていらっしゃる友人の「和寂」さんが、来る9月20日(火)、ミラノでのVogue Fashion's Night Out にて第2回目の着物のショーを開催される。
9月20日(火) 19時と20時の2回開演。
いずれもFondazione Luciana Matalon美術館にて行われる。要予約。
(http://www.fondazionematalon.org)
ショーは無料だそうだが、予約が必要で、美術館の会員証も必要だという。これは会員証作成に2ユーロと、氏名、メールアドレス、本人の署名が必要とのこと。(前もって美術館へお問い合わせください。)
今年2月にもショーが行われ、本来観客50人定員のところ, なっなんと200人もの人が詰めかけ、急遽2回開演されたという。
こちらは、当日のショーの風景。
着物にはサイズはないとはいえ、縦横、首の太さ、長さ、トータルとして日本人女性が一番着物が似合う。けれど、アバンギャルド的着付け、となると、全く発想は変わり、逆にこれが似合う日本人も少なくなってしまうかもしれない。
いやいや、着物にハイヒール。肩まで出しちゃって、アクセサリーじゃ〜らじゃら。思い切り斬新。
ところで、今回は和寂さんがかねてから紹介したかったという、名古屋の有松に伝わる山車祭の男衆の豪華な絞りの浴衣や、華やかな有松絞りの女性浴衣と、また郡上八幡の徹夜踊りにまつわる下駄をメインに据えて、日本の伝統的な絞りと下駄の文化を紹介されるのだという。今回、有松の町のご厚意によって、祭に使用された歴代な浴衣を特別にショーのためにお借りすることができたそうだ。
伝統的な着物。そして日本の伝統の形を残しつつ、違ったスタイルをどのように世界に発表されるだろうか、乞うご期待。

