稽古再開 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

やっと昨日から空手の稽古が再開した。

 

夏は、ミラノの道場は7月半ばで終了し、1ヶ月半の夏休みに突入するが、日本で稽古ができたので、とりあえず体を動かし感覚は忘れないようにしていたが、やはりミラノにもどり稽古が再開するまでは、自主練といっても、たかがしれている。3週間の休みは大きい。微妙に背中に肉がついたようで気持ちが悪い。

 

初日、1コマ半•2時間稽古に出た。昨夜は帰宅と共にだるさと眠さでバタンキュー。今朝は筋肉痛。逆療法で、今日もまた稽古。(S?!M?!)

 

今年の私の目標は、「稽古週4回皆勤を目指す」だったが、2月にインフルエンザでダウン。3週間も身動きが取れなかった。また、子供の学校関係で数回休んでしまっただろうか?それはそれで仕方ないのだが、この秋から、道場の運営が変わり、帯ごとに稽古が細かく分かれ、今の時点では週に3回しか稽古に出られない。えっありえないでしょ?子供達に文句を言うと、「ママさ~、師範が決めた事は絶対なんだよ。」とたしなめられる。「だって、うまくなりたいと思わない?」「稽古が可能な限り出たいと思わない?」シーン... どうも空手に対する(何事にも?!)温度が違うらしい。苦笑

 

最近、今野敏著「義珍の拳」を読了。義珍といえば、流派の一つでもある「松濤館」の創立者である、船越義珍。

 

空手道の原点から普及に至るまでの道のりを、義珍という人物の生き方を通して綴られており、空手のもつ本来の意味がしっかりあつく書かれている。

 

武術とは? 修行にのめり込み、ひたすら同じ型を繰り返す日々の中で、心身ともに強靭になっていく義珍。愚息達よ、たらたらするな~と言いたい。長男に「これ、読んでみて!」というと「漢字が読めない」とほざく。嗚呼、涙が出ちゃう。

 

11月の「秋の陣」に向けて精進します。