ミラノの日常 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

私の不在中、苗字と住所はあっているが、○○クリスティーナ宛というどこから来たかさえわからない不気味な書留の受け取り通知書が届いていたと言う。取りに行けなくても、問い合わせの電話くらいしてくれていてもいいものの、「俺は無理」と夫はいい放ってそのまま置かれていた。

 

郵便局のフリーダイアルで問い合わせてみると、ベタベタのローマ弁のおじさんは、一応私に対し丁寧語で話すもののやる気のなさが伝わってきて、ミラノに戻りいきなり不快感。私に口を挟ませず、「気になれば送付者と内容を確認しに行けばいいし、そうじゃなきゃ該当者なしで放っておけば送付者に戻ります。」そうかもしれないが、そのふてくされた話し方はやめてくれないか?!

 

わかりました。送付者を知りたかったんですが、指定の局に行くしかないんですね。」と言うと「ブラヴィッスィマ!」ってなんかバカにされた感じ。

 

指定の郵便局は郊外で非常に不便なところだったので、気乗りしなかったのだが、夫が仕事で家の近くまで来るというので、ついでに郵便局まで乗せて行ってもらった。空いていた窓口は2つのみ。それでも五人待ち。対応の悪い局員だったら最低!と思ったが、親切、というか普通だった。

 

「○○クリスティーナ」って我が家は日本人家庭なんですけどね〜と嫌味っぽく言うと、私の身分証明書を聞かれる。だから、私はクリスティーナじゃないの!

 

奥から戻ってきた局員が持っていた封筒を読み上げると、夫宛じゃないの?!どっからクリスティーナって出てくるかなあ。

 

結局それは、夫宛の税金の請求書であった。配達人が通知を作る際、打ち間違えたのだろうが、ありえん!しかも発送日から60日以内の支払いなのに, 発送日が6/20。配達及び不在通知が8/11。だいたいフェラゴスト(聖母被昇天の祝日)前後に配達してアパートに居残っている人の方が少ないのだ。

 

車に戻って夫に話すとクレームの1つや2つ言っておいたか?と言われたが、「疲れるから言わなかったわ。」と答えた。

 

ホント疲れるんだわ。