日本滞在おいしいもの日記 ~ その3 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

約30年ぶりにお茶の水に出かけてきた。学生時代をすごした町で懐かしさいっぱい。

聖橋で友人と待ち合わせし、少し早く着いたので、駅の周りをうろちょろしてみたが、高いビルがかなり立ち並び、学生時代からあったお店もいくつかあったが、あれ...こんなところだったかなあとちょっと違和感。

校舎のあった駿河台とは反対側の湯島側へ出た。おりがみ会館へより、その後神田明神のとなりにあり、千代田区指定有形文化財となったカフェ「井政」に出かけてきた。


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image  昭和初期のニッポン家屋の粋とモダンを感じるカフェ。

この建物は、江戸時代より神田鎌倉町で材木商を営んできた遠藤家が、関東大震災後、昭和初期に建てた店舗兼用住宅。伝統技術を受け継いだ職人たちが、腕によりをかけ、銘木や良材をふんだんに用いて建てているという。幸いにして、戦災で焼失することもなく、都心部の木造住宅としては貴重な存在として残った。

当初は平屋建てだったが、昭和29年に1階の一部と2階を増築。また、昭和47年に神田から府中市に移築されたが、2008年に神田宮本公園に再移築。かつての姿に復元されたのだそうだ。

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『和』と『洋』のマリアージュ。また、おもてなしと味わいを感じる。

画像は取らなかったけれど、化粧室は、もちろん水洗洋式だったが、以前の様子が想像できた。木製の窓、そして戸の鍵は二段型になったさるすべり型のもの。(↓↓こんな感じ↓↓)

  昔幼児の頃、住んでいた家のトイレの戸がこんな感じだった。懐かしい...

黙って座っているだけで、家が語りかけてくる...そんな空間。きっと桜の時期は美しいのだろうなあ。

最近、「粋」で「モダン」なものにあこがれてしまう。

ふと、お店を出ると、たくさんの人...

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ああ、ポケモンスポットか...ちょっとトーン・ダウンした。笑

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