今年も空手教室の総本部道場を訪れ、稽古にあずかってきた。
9時半から1時間ごとにクラスがあるが、2コマ続け、その後1時間少年少女組手の見学。
琉球少林流月心会の特徴は、己をみつめ心を磨く「心の空手」、親子の温かい絆を育む「親子空手道」を目指している。
昨年同様親子の数に驚かされる。普段通っている在ミラノ日本人学校の体育館の半分以下の大きさに、2倍以上の門下生が練習をするのだから、すごい熱気。帯の色別に分かれて練習をするが、前後左右のグループの声で、自分たちの指導者の声が聞こえない!冷房はあるのだが、故障しているとかで、冷風機が置かれていたが、まったく風というか、酸素さえ少ない状態。顔から、胸から、腰から滝のように汗が流れており、道着が体にぴったりくっついてうまく動けない。それでいて、道着が大きく、紐がほどけやすく、胸元が肌蹴けてきてしまうので、やりづらいことたまらない。
1時間、詰めに詰めた稽古内容。数秒の無駄もない。そして、稽古内容も老若男女の差もない。真剣さが求められる。たまに、心にここにあらず、といった幼稚園生や小学校低学年は見かけるが、ほとんどが皆真剣だ。すごい!と思った。特に、子供の組手の練習中,他者の試合を皆真剣にみており、おしゃべりする子さえいない。
ところで、空手を始めて1年3か月。6月の時点で出席カードが6枚半くらいになった。稽古時間を計算すると、230時間を超えただろうか。2月にインフルエンザで3週間休んだことは大きいが、ママが一番出席率高いってどういうことよ!と子供たちに言う。かといって、子供たちとは、帯の色も、級も一緒だが、試験を受けると、常に私が数点低い。年齢的なものもあるだろうが、悔しいったらありゃしない。もちろん、彼らは別の流派での経験はあるが、ゼロから始めた少林流。スタートは一緒だ。
空手はね、真剣さが大切だからね。コツコツやることで、積み重なっていくんだから!確かに、周りを見回していると、センスの良い子、良い大人もいる。何事も、努力しないで、そこそこになんでもできてしまう人というのはいるけれど、大切なのは、地道な努力よ、努力。勉強も仕事も、要領だけではなく、目に見えない部分でいかに努力をするか、それが成長につながるんだからね!と自分に言い聞かせるように子供に話すが、子供にとっては、ただただうざい話らしい。はあ。
いやいや、空手というのは実にストイックな武道だと思う。押忍の魂, 押忍の精神とでも言おうか。苦笑
それにしても、今日は思い切り、股関節がガクガクに痛い。湿布を貼って寝ることにする。苦笑
耐えがたきを耐え 忍びがたきを忍び
押さば押せ 引かば押せ
これすなわち 自己滅却の精神也
我が道に いかに険しき山あれど踏みてぞ越えん
押忍の精神
押さば押せ 引かば押せ
これすなわち 自己滅却の精神也
我が道に いかに険しき山あれど踏みてぞ越えん
押忍の精神
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