この時期になると、メルカートやスーパーに並んでいるビワ。
どうも、日本ではお寺にある木?というイメージがあったが、こちらミラノでは、あちこちで勝手に実がなっている。教会の庭や在ミラノ日本人学校の庭にもある。
ビワの葉や種には優れた薬効があることは知っていたが、昨日お邪魔してきたお宅の庭にもビワの木がなっており、お土産に枝付き、葉っぱ付きのビワをたっぷり頂いてきた。ちなみにビワのコンポート入りのプリンをご馳走になったが、美味だった。
果実酒にどう?と言われたが、先週再び杏酒を作ったので、さすがにいいかなあ、と。やはりジャムかコンポート状態にして保存するのがいいかもしれない。ビワ大福、ビワ入り杏仁豆腐、ビワパイ...思いもつかなかったレシピを見て、これなら出来そうと思った。また生ハムとビワの相性も絶妙なんだそうだ。生ハム、イチジクは好きだけれど、意外な組み合わせがいいのかもしれない。
ところで、なぜビワがお寺にある木?と思ったのか、その背景を調べてみた。すると、なんと3前年も昔から、涅槃経などインドの古い仏典の中に、ビワは大変優れた薬効を持ち、万病を治す植物として登場しているのだという。ちなみにビワの樹は「大薬王樹」、ビワの葉はすべての憂いを取り除く「無優扇」と名付けられていたことからも、その癒しの力の絶大さが、すでにその頃から知られていたということなのだろう。
そして、日本でも奈良時代、天平2年に光明皇后がつくられた「施薬院」(貧しい人々や病気の人々の救済施設)で、ビワの葉の療法が行われていたそうで、全国のお寺にもビワの樹が植えられ、難病に悩む人々を治療してきたのだそうだ。面白いことに、幾つかのお寺のホームページにここがビワの葉温熱療法のルーツだ、とか発祥地だ、などと宣伝されていた。
また、尊敬する自然療法の東城百合子先生も著書「食生活が人生を変える」の中で、ビワ葉こんにゃく湿布を紹介されていた。ギックリ腰に効くらしい。そして、やはり昨日たまたま別の友人とガンの話をしていて、果物の種の中には「ガン」を撃退する「ビタミンB17」というのが入っており、種を食べるのがいいらしい、と聞いて、へえ....と思っていたのだが、この「ビタミンB17」、実はビワの種と葉に多く含まれているのだという。特に種は、葉の1300倍もあるというから、むやみに種は捨てないようにしよう。
ビワの種を焼酎につけてもよし、種を乾燥させ、それでは固すぎて食べられないので、蒸して柔らかくする必要があるようだが、砕いて粉末にしても良いらしい。肝硬変、糖尿病、アトピーなどにも薬効があるそうだ。
ビワの種は季節のこの時期にしか入手できない。今が旬。ビワに注目!
http://www.white-family.or.jp/healthy-island/htm/sapuriment/repo170.htm

