今日の恵み | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

数年前までミラノ•ドウモ裏にカトリックの日本人教会が10年弱所在していた。

海外主要日本人教会の所在地などが紹介されているカトリック教会情報ハンドブックにもその詳細が紹介され、日本からので巡礼団から連絡が入ることもあり、ごミサやミラノ観光に添乗させて頂いた事が何度もある。

昨年ごミサに参加させて頂いたグループの企画会社兼添乗員さんが、私の実家のあるK市在住で共通の知り合いの神父さまがいたりと意気投合。帰国後も彼女の教会を訪れ、ご家族にもお会いし、再び秋にミラノで再会。

その彼女が今回千葉の某教会の巡礼団を引率しミラノに1日だけ滞在。しかも某教会の神父様はミラノ外国宣教会(PIME)の神父様で、彼が日本に派遣される式には私も偶然出席しており、彼を支持する若者の多さと熱狂は, 今でも記憶に残っている。そして数年前東京のPIME本部で彼に再会。あまりにも日本語を流暢に話し驚いたものだ。やはりさすが宣教師は言語のマジシャン!

さて、巡礼団は32名プラス添乗員。ミラノの観光スポットでもあり、巡礼旅行であれば、是非見ておきたいダヴィンチの「最後の晩餐」が午前中の予定だった。2つのグループに分かれ、鑑賞ということだったので、第一弾が鑑賞中の時間帯を目指してサンタマリアデッレグラッツィエ教会にてグループと合流。あいにくすごい雨だった。

ところで、巡礼旅行というと、参加者は皆キリスト教信者か?と思いきや、意外に定年退職した高齢者を中心に、未信者の参加というのも増えているらしい。信者としては、巡礼ツアーが心の癒しだけではなく、神を信じるきっかけとなり、信仰の成長につながれば素敵だと思う。

その後、一行は観光バスにてドウモを目指した。と言っても、交通規制があるため、バスはスカラ座近辺に止められ、ヴィットリオエマヌエーレのガレリアを通ってドウモ広場に出る、というのが通常。目印は、添乗員さんが行きのアリタリアの機内で購入されたという、大聖年(ジュビレオ)のロゴが入った白い傘。一本20ユーロしたというから驚き!



普段ドウモに入るには、私は一般信者の扉から入るので、通常列もそれほど長くないし、持ち物検査もざっとだが、観光客として、しかも大雨の中列に並んだのは何年ぶりだろう?係りのイタリア人スタッフは雨の中、観光客が多いだけで、パニック状態。苦笑 

ドウモには以前ミラノ再発見ツアーでガイドさんと一緒に入場しているが、さすがにイタリアでの観光ガイド試験を突破している日本人のプロのガイドさんの解説は素晴らしかった。聖堂内の彫像やステンドグラスなどは、たとえ聖書を知っていても、全部は把握仕切れない。また、500年以上にわたるドウモに人生を捧げた建築に関わった人たちの霊的なものを考えると、身も震えてくるようなものを感じてしまう。

その後、12時、日本人タイムではあるが、昼食に出かける。「最後の晩餐」第二弾グループの予約があるため、昼食さえおせおせ状態であった。席の空いていたテーブルに座らせていただき、ミラノの生活や教会事情などの質問攻めにあった。笑

実は、今日は、添乗員さんの誕生日。密かにプレゼントは準備していたが、私が一人の信者さんにそのことを話したら、知らないうちに「最後の晩餐」のお土産屋さんでカードが購入されており、バスの中でメッセージの書き込みが回っていたから驚き!日本人のオーガナイズ力は感動もの!ガイドさんにもそのことを告げると、レストランでデザートが出る際、ろうそくを準備してくださるよう手配してくださった。進行係を神父様に依頼したが、どうもケーキがタイミング良く出てこない...

「⚪️⚪️さーん、ちょっとお話が...!」神父様が彼女を呼び出し、「いやあこの後の予定ですが、時間ありますかね?」「いえ、おせおせです」とあっけない返事。精算やらバスの様子を見にレストランの出口へ急ごうとするので、「あっ⚪️⚪️さーん、まだお話が...」「お天気はどうなんでしょう?」あまりにもわざとらしい会話の内容で私だけが、吹き出してしまう。「あっ良くなってきましたね。」とまたつっけんどんに答えると神父様も間髪入れずに「神に感謝!」と答えられ、一人で笑いをこらえるのが大変だった。と、同時にろうそくが灯されたケーキがやってきて....🎶Happy Birthday to you!!...と大合唱。サプライズの演出に「えっどうして~???」と嬉しい叫び。

空に晴れ間が出てきた。やはり神に感謝!かな。


...続く