イタリア共和国70周年記念 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

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6月2日はイタリアの「共和国記念日」の祝日。学年末ではあるが、教会とは関係ない祝日なのでミサもなく、ゆっくりできて嬉しい1日だった。

所で、第二次世界大戦後の1946年6月2日、イタリアは王制を廃止し、共和制となることを国民投票によって決定された。

もともとイタリア統一に向けた動きは、北西部のサルデーニャ王国主導の下、19世紀半ばから後半にかけて本格化していったという。ちなみに国民投票の結果は北部は共和制優勢で、南部は王制支持派が優勢であったという。また、1946年5月に即位した王ウンベルト2世を筆頭にイタリア王家は全員国外追放されている。

余談だが、このウンベルト2世は短期間の在位をさして、五月王<Re di Maggio>とも呼ばれている。彼はイタリアを去り、ポルトガルへ亡命。83年にスイスのジュネーブで亡くなっている。亡命当時また9歳だった長男•ヴィットリオ•エマヌエーレ•ディ•サヴォイアは成長し、事業家として活動。銀行業から航空会社、そして武器密輸など次第に非合法なことに手を染めていった。その後、ネオ•ファシストや右翼軍人、マフィアらとの関係, 銃撃事件などなど世界的にスキャンダラスな事件を巻き起こした。

また、息子のエマヌエーレ•フィリベルトと共にイタリアへ帰国したが、マフィアとの犯罪事業の関係で身柄を拘束され、未だに裁判が続いているという。また息子のフィリベルトは、イタリアの議会に出馬したが落選。その後、中道連合(UDC)に所属し、今度は欧州議会に出馬。これまた落選した。

かと思えば、サンレモ音楽祭に出場したり、( https://www.youtube.com/watch?v=Oiill79mU7Q ) ダンスコンテストに出場したりと、何がどうしたのか「歌って踊れる王子」は、自らプロデュースする服飾ブランド•Principe d'Italia(イタリアの王子様)
設立。思わず映画になりそうなストーリーを展開、oops, いや実業家として活躍しているようだ。http://bimag.it/imprese/prodotti-e-servizi/sogni-doro-coi-savoia-a-pitti-i-pigiami-di-emanuele-filiberto_388858/


話は思い切りそれたが、今朝ローマでは、記念式典及びフォーリ•インペリアーリ通りでの軍事パレードが行われた。今年は初めて、イタリア全都市70人もの市長によるパレードも行われたが、各々がイタリアのトリコローレの飾り帯を斜めにかけていたが、一般的な政治家よりも庶民的なものを感じたのは私だけ?



このトリコローレ、緑、白、赤のイタリア三色旗だが、緑は「国土」、白は「正義•平和」、赤は「愛国者の血•熱血」を表しているという。

カラビニエーリによる騎馬の軍楽隊、空軍のアクロバットチーム”フレッチャ•トリコローレ"による展示飛行などなど...イタリアはやる時はびしっとやる!という姿を見せつけられた。笑 国歌を歌う一人が微妙に音痴なのが微笑ましい。