母の日 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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すっかり忘れていたが、今年の「母の日」は明日5月8日。

子供達が小さい頃は、ママ大好き。ママ綺麗。褒め殺しだった。が、今思春期、反抗期真っ只中の子供達は、悪態ばかりつく。

ママはおばさん。皺だらけ。いつも物事喜ばない。イタリア語下手くそ。...本当に腹がたつ。

夫なんぞいいとこ取りばかりで母親は本当に損だと思うことがよくある。家庭に怒っている人間は二人も必要ないと。でも、普段短で子供達を見ていると、怒らないでいられない。じゃあ、節目節目、ガツンと言ってくれるのならば、私も黙っているが、何も言わず、何か物を買って与えるのだから、点数稼ぎか?!と腹がたつのだ。

私が教会行事に追われると、ママは家族より教会が大事なんだね。と次男が言う。じゃあ一緒にミサ来る?オラトリオに来る?というと、嫌だという。信仰は大事。でも出来る範囲でしかしていないのに、そう言われるのはちょっと悲しい。

逆にママ何が欲しい?とよく聞かれるが、何もいらない。学校から呼び出されず、問題なく進級してくれるのが一番嬉しいわ。苦笑 別に感謝してくれなくてもいい。ただ、この心労に気づく日が来てくれればいいわ。

逆に私の母は、先に「花なんていらないから。特に切り花は。」と言う。まあ鉢植えならば、その後も育てられるが、切り花は数日しかもたないか。「くれるならエプロンにしてね。」と。爆 なので帰国のたびにエプロンを買って帰る。

ところで、今月、在ミラノ邦人コーラス部の助っ人として老人ホームで歌を歌うのだが、その中に、イタリアのカンツオーネの”マンマ”がある。

40年代の映画「マンマ」の主題歌だそうだが、第2次大戦中、イタリアの兵士達は軍歌のようにこのカンツォーネを歌って、誰もが母を恋い慕ったという。

  母さん、僕はとっても幸せだ
  だって、母さんの元へ帰れるのだもの
  僕の歌は、母さんにこういいたいのさ
  僕にとってこんな素敵な日はないって
  母さん、僕はとても幸せなんだよ
  離れて暮らすことなどないじゃないか
  母さん・・・・


イタリアに来る前、職場にイタリア人弁護士がいて、イタリア語を遊び半分で学び始めたのが、イタリアに来るきっかけともなったのだが、よく職場の食事会で歌を歌った。🎶マンマ~、マーイピュー!イタリア人の指導のもと、大げさなジェスチャーをつけて歌ったものだ。

日本でも森晶子の「おかあさん」、森進一の「おふくろさん」、海援隊の「母に捧げるバラード」みんなのうたなら「母 さんのうた」...。

なんだかんだ言っても母親が一番なのね。

改めて、母の日に、母に感謝し、自分も育てられている子供達に感謝しないといけないな。



http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-11841245127.html