ベッラ•チャオ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。



4月25日は、第二次世界大戦中ドイツに占領されていたイタリアの一部が解放された「解放記念日」である。

ミラノには、ファシズム体制に抵抗したレジスタンスが拷問にあった建物が実はあちこちにある。サンシーロ地域の警察分署も元々は、そういった建物だったそうで、初めてそこの敷地に入った時異様な空気を感じた記憶が蘇る。ムッソリーニがパルチザンに捕まり銃殺され、ロレート広場に逆さ吊りにされたのは、有名な話だが、実際ロレート広場のガソリンスタンドの屋根だったらしいが、それが広場のどの部分にあったのかわからないが、あの広場を通るたびに嫌~なものを感じる。思い込みか?!

話は逸れたが、今年は連休が週末と重なり、3日連休となった。我がパロッキアではローマ巡礼があったので、ごミサの参列者も普段の半分くらいだった。旅行に出ている人も多いようだ。近所は非常に静か。次男を美容院に連れて行き、その足で二人で中華街へ出かけた。人は出ていたが、中国人ばかりだったわ。笑

「解放記念日」当日は、祝日でもカトリックの祝日ではないので、盛式ミサはなし。月曜日だが、メルカートも聖書研究会もないし、オラトリオもなし。予定が何もない非常に開放感?を感じる1日で嬉しい。個人的にはダラダラしつつも、断捨離をしたいのだが、昨年「解放記念日」について勉強をしたという次男がいろいろと説明をしてくれたので、何かこの日のイベントを見せるべきかどうか思案中。

午後2時からコルソ•ヴェネチアからドウモに向けてパレードが行われるほか、ミラノ西部にあるパルコ•トレンノ(上記警察分署の近く)では、アンチ•ファシズムやアンチ•人種差別主義に関する劇やトークショーなどのイベントが行われるという。

すでに土曜日に開催されてしまっていたが、映画上映もあったようだ。マルチェロ•マストロヤンニ、ソフィア•ローレン出演、エットーレ•スコラ脚本、監督の映画「特別な1日」だ。あれっ不倫もの???

また、「ベッラチャオ」と言えばパルチザンの歌。明るいメロディーだが、よく詩を読むと「同期の桜」のように感じてしまうのは私だけ?
BELLA CIAO 

Una mattina mi son svegliato 
O bella ciao, bella ciao, bella ciao ciao ciao 
una mattina mi son svegliato 
e ho trovato l'invasor. 
O partigiano portami via 
O bella ciao, bella ciao, bella ciao ciao ciao 
o partigiano portami via 
che mi sento di morir. 
E se io muoio da partigiano 
O bella ciao, bella ciao, bella ciao ciao ciao 
e se io muoio da partigiano 
tu mi devi seppellir 
Seppellire lassu in montagna 
O bella ciao, bella ciao, bella ciao ciao ciao 
Seppellire lassu in montagna 
sotto l'ombra di un bel fior 
E le genti che passeranno 
O bella ciao, bella ciao, bella ciao ciao ciao 
e le genti che passeranno 
mi diranno che bel fior 
Questo e il fiore del partigiano 
O bella ciao, bella ciao, bella ciao ciao ciao 
questo e il fiore del partigiano 
morto per la liberta. 
~・~・~・~・~・~・~・~ 
日本語訳 

ある朝,起きると 侵略者がいた 
パルチザンよ,僕を連れていってくれ 死にそうなんだ 
パルチザンとして死んだら 僕を葬ってくれ 
あの山の上に葬って きれいな花の下に 
そこを通る人は きれいな花だと言うんだ 
これがパルチザンの花だ 
自由のために死んだパルチザンの 


こちらは9ヶ国語によって編集された「ベッラチャオ」。

映像を見ていると、反ナチス•レジスタンス運動のためのみの曲でないと思えてくる。実際、レジスタンス運動は、20世紀以前、そして第2次大戦中、そしてその後も行われており、メディアではカヴァーしきれない暴動が世界中で今も起きているのがわかる。

人類史は、常に大きな犠牲を繰り返している。カオスから平和、そしてそれが安定した世の中になるように。結局最終的には、常に世界平和のためにできること、また個人レベルでできることはなんだろう?と考えさせらえる。


http://blog.livedoor.jp/s_sofia1317/archives/50644811.html