姿勢を正す | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。



インフルエンザの影響で耳がしばらく調子が悪かった。空手仲間に77歳のフィズィオテラピストがおり、指導を受けている。結局持病の脊柱側弯が関係しているらしい。自然療法として食事の指導をしてもらい、ホメオパシーを使いながら様子をみている。痛かった膝もちょっと触れられたら、ぴたっと痛みが消えたからあらっ不思議。

せっかく診てもらっているのだから、ここぞとばかり、体の不調や疑問点を山ほど質問してみた。30歳代後半、次男を出産してから毎年11, 12月から春先にかけて、偏頭痛に悩まされることがある。なぜか夏には起きない。それは、冷えからくるのか?寒さのせいで姿勢が前かがみになるせいか?それとも目を使いすぎているからか?または、常に重い荷物を持ち歩いているからか...?Tutto! 全てが密接に関係している、と言われた。

この冬は生姜を意識的にたくさん取り、冷えを防ぐため、足湯につかったり、編み物や読書も控えている。そのせいか、この冬偏頭痛が起きたのは、インフルエンザの発熱後、痛みという痛みが全て出た時に起きただけ。

ところで、ふと無意識な時の姿が鏡やガラスに映った時、猫背になっていると、ぞっとする。猫背は万病の元、と言われている。肩こりや頭痛の原因だけでなく、内臓が圧迫され消化が悪くなったり、代謝が悪くなり太る原因にもなるというし、特に女性の場合、内臓圧迫から子宮の問題に発展しかねないと云う。姿勢に気をつけたいものだ。

また、うつむいていると、人間の思考はどうしてもネガティヴになりがち。名曲「上を向いて歩こう」では、泣きながら歩いても、顔を上げ、上を向くことで、自分を奮い立たせるポジティブ志向に転換できるのではないだろうか?

しばらく家にこもっていたが、外に出はじめ、木々に蕾がつき、徐々に咲き始める段階を見るのは、勇気付けられる。大きな木だと、つい足を止め、見上げていることがある。

姿勢を正す...体の構え方のみならず、心構えを改めて正すことにもつながる。ヨガでは、よく頭に上から吊られているイメージで背筋を伸ばす、とよく言われた。すると自然に顎を引くようになる。

頭、首、背中、腰...姿勢、姿勢! 意識が大切。瞬間瞬間、どう感じ、どう考えるか。結局人生は、その積み重ね。

心を正すことは姿勢を正すこと。良い姿勢を自分に課し、前向きな瞬間を重ねることで、より良い人生が歩めるのでは?