五本指の祈り | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。


家の本箱を整理していたら、買ってそのまま中を読まずにしまっていた祈りの冊子を今更ながら見つけた。

それは、パパ様の「五本指の祈り」というタイトルの冊子。

祈りは魂の息吹だという。その祈りは、時間、場所を選ばずいつでもできるもののはずなのに、なかなかできない、続かない。時に苦痛を感じてしまう。

これは、まだパパ様がアルゼンチンの司教だった時代に人を祈りに招くのに用いたものだという。非常にシンプルで、そして自由な”パパ様スタイル”の祈りだという。

親指
親指は自分に一番近い指。なのでまずは自分のそばにいる人たちのために祈ることを勧めます。それは一番に心に浮かぶし、愛する人のために祈るのは、「嬉しい義務」です。

主よ、家族の恵みに感謝します。全ての食事にあなたのパンが与えあれ、あなたの愛が心に注がれますように。
 
人差し指
2番目の指は、人差し指。人に教える人々、教育をする人々、治療をする人々、つまり先生や医師、聖職者たちに祈りを捧げましょう。彼らは他者たちに正しい方向を示すため、支えと知恵を必要としています。あなたが祈るとき、常にこの人たちのことを思い出して祈りましょう。

主よ、医療や教育という社会的基盤、国の共有財産に携わる仕事をしている方がの責任と配慮に感謝します。彼らに、あなたの愛のように大きな心を彼らに与えてください。

中指
次の指は一番背の高い指。中指と呼ばれている指です。この指を見ると、指導者たちのことを思い出します。首相のため、国会議員たちのため、会社の上司たちのため、経営者たちのために祈りましょう。こうした人たちはわたしたちの国の先行きを決め、世論を導くからです。彼らには神の導きが必要です。

主よ、権能を備えた職務にあたっている方々や特別な責任の役割がある方々に感謝します。彼らに善の知恵をお与えください。

薬指
4番目の指は、結婚指輪の指です。聞いてびっくりする人も多いかもしれませんが、これは一番弱い指で、ピアノの先生ならお分かりになることでしょう。たくさんの問題に囲まれている、あるいは病気で寝たきりになっているといった、最も弱い人々のために祈ることを忘れないでください。彼らへの祈りはしすぎる、ということはありません。また、結婚している人たちのためにも祈ることを招いています。

主よ、婚姻の象徴、そして人生を切り開き、弱き人を助ける愛の恵みに感謝します。

小指
最後は小指です。すべての指の中で一番小さい指です。これは神の前で、そして他者の前で自分をどのように見なければならないかを教えます。「後の者が先になる」聖書は語っています。また、あなた自身に対しても祈りましょう。他の指と共に祈った後で始めて、正しいものの見方で自分に何が必要であるかを見ることができます。

主よ、私に命を与えてくださったことに感謝します。あなたの恵みによって私を守り、聖霊の微笑みを与えてください。

そして、最後のページには「フランシスコの平和の祈り」によって締めくくられていた。

個人的には、3番目の中指の祈りは疑問を持ちつつも、やはりそうあるべきだと思った。

自分や身内だけでなく、多くの方に対し祈れる人間になりたいと思う。また、求めるばかりではなく、自分の努力も十分に尽くさねばならない。


神の恵みへの賛美と感謝があれば、生き方そのものが祈りになり、神の恵みで満たされます。(by ヴァレンタイン神父)