歌は心 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。



ゴスペルを始めて4年。教会の聖歌隊に入って2年。それぞれ週に一度練習があり、ミサに出て歌っているので週に3回歌っていることになるが、空手を始め、声が出るようになった。しかも高い声が出やすくなったという発見がある。

ゴスペルの練習では、発声練習の後、課題曲に入る前に、師匠のピアノを囲んで皆で好きな曲を歌う。平均年齢40歳代半ば。やはり70-80年代のフォークソングや歌謡曲がメイン。たまに若いメンバーが入っても、聞いたことありません...といって引かれることややあり。苦笑

とはいえ、子供の頃に覚えた曲は、歌詞を見ないでも歌えるというのは素晴らしい。しかも、振り付けも体が覚えているんだな。けれど、今になって改めて「へ~そういう歌詩だったんだ。」と思う曲が多いことも発見。

ジュディ•オングの「魅せられて」... 好きな男の~ 腕に抱かれて、違う男の~夢を見る~ uh...ah...uh...ah... 私のな~かでお眠りな~さい...って小学生の頃、恐ろしい曲を歌っていたもんだ!と大笑い。

あみんの「待つわ」...私、待~つわ いつまでも待~つわ たとえあなたが振り向いてくれなくても 待つわ~ 待つわ いつまでも待~つわ 他のだれかにあなたがふられる日まで...ってこれまた恐ろしい呪いの曲?! 下手したらストーカーになっちゃうよ。

泣けるね~、これ暗すぎる! 元気が出るわ~。詩を噛み締めて歌えるようになった証拠だろう。

いつも師匠に言われるのは、笑顔、笑顔~。口角あげて~!まだまだ自然に笑顔では歌えない。意識すればするほど、眉間にシワが寄ってしまう。一度ビデオを撮って送られてきたのを見たら、ショックだったなんてものじゃない!とても人前では歌えない。そういう意味では、教会の聖歌隊は笑顔を気にせず歌えるからいい。「歌は祈り」「歌う人は倍祈る」といい、聖アゴスティーノも「歌うのは愛している証拠」と言っている。ただ、ソロでない限り自己主張ではなく、ハーモニーが大切。心の一致を声の一致で表願する一致協調が大切だ。これは、イタリア人と歌うのは非常に困難。苦笑

昨日、地元パロッキアの司祭と話しながら(彼は現在コンセルヴァトリオのマスターコースで学んでいる音楽のプロでもあるのだが)、「私がテゼっていいですよね」と言うと、「T子、メンバーを集めてくれ!是非我がパロッキアでも始めよう!」という話になってしまった。しかしこれ以上、私には時間の余裕が無~い。汗

とはいえ、生活に歌がある、というのは素晴らしい。歌は友達、歌は太陽...小学生の頃、「歌はともだち」という合唱曲が好きだった。 https://www.youtube.com/watch?v=_gpDlCXCimQ

思い出の歌、こころに響く歌、いつも口ずさむ歌…
人生には、人それぞれに胸に刻んだ「名曲」がある。皆さん、歌ってますか?

http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-10878025951.html