前回「物騒な世の中」と書いた途端にパリの同時多発テロ。128人が死亡、300人が負傷そのうち80人が重体だと言う。IS(イスラム国)の犯行声明。オランド仏大統領も過激派組織「ISの犯行」と断定した。仏全土に非常事態宣言、と恐ろしいことになってしまった。
イタリア各地でもフランス人と連帯を表す集会が行われ、在ミラノフランス領事館の前には献花され、また市庁舎を始め、スカラ座やピレッリビルの国旗も半旗を掲げ哀悼を表した。

また、夜の10時に窓辺にろうそくを灯し、パリの人びとや犠牲者、その家族を思いましょうと言う伝言メッセージが多くのイタリア人の友人から入っており、ろうそくを灯した。
そして、FBでも、このパリでの多発テロに関し、プロフィール写真をフランス国旗のトリコロールカラーにする機能の提供を期間限定で始め、私を始め多くの友人もそれを支持し画像を変えている。しかし「パレスチナやシリアでも多くの人々が犠牲になっているのになぜパリだけ」という批判もあるらしい。確かに言ったらきりがないかもしれない。ただ常に心の痛みを持つ人びとに、直接何もしてあげられなくとも、心を寄せられる人間になりたいと思う。
ところで、前回も在ミラノ日本人学校の前はユダヤ人学校であると書いたが、ミラノ補習授業校(いわゆる補習校)は日本人学校の校舎を借りているので、土曜日は人気のないユダヤ人学校の前も日本人でいっぱい。補習校の前に空手の稽古があるので、我が家はお昼過ぎから出かけていたが、車で来校した人は、警備の警察に呼び止められ、身分証明書を求められ、どこへ行くのか?などの質問を受けたという。なので夕方からすごい日本人が集まるからどうなるのだろう?と心配したが、その後は誰一人、呼び止められることもなく問題がなかった模様。
そして、FBでも、このパリでの多発テロに関し、プロフィール写真をフランス国旗のトリコロールカラーにする機能の提供を期間限定で始め、私を始め多くの友人もそれを支持し画像を変えている。しかし「パレスチナやシリアでも多くの人々が犠牲になっているのになぜパリだけ」という批判もあるらしい。確かに言ったらきりがないかもしれない。ただ常に心の痛みを持つ人びとに、直接何もしてあげられなくとも、心を寄せられる人間になりたいと思う。
ところで、前回も在ミラノ日本人学校の前はユダヤ人学校であると書いたが、ミラノ補習授業校(いわゆる補習校)は日本人学校の校舎を借りているので、土曜日は人気のないユダヤ人学校の前も日本人でいっぱい。補習校の前に空手の稽古があるので、我が家はお昼過ぎから出かけていたが、車で来校した人は、警備の警察に呼び止められ、身分証明書を求められ、どこへ行くのか?などの質問を受けたという。なので夕方からすごい日本人が集まるからどうなるのだろう?と心配したが、その後は誰一人、呼び止められることもなく問題がなかった模様。
また、補習校からも<児童生徒の安全確保について>と言った注意喚起を促す外務省からのメールが入った。教職員に対しても児童生徒の安全確保に関わる情報の収集・共有および、学校活動中の見守りの指示。保護者も登下校中の子供の見守りの更なる強化、また、登下校時において不振と思われる様子や動き等の目撃情報を募るものだった。
外務省海外安全ホームページ http://www2.anzen.mofa.go.jp/
外務省海外安全ホームページ http://www2.anzen.mofa.go.jp/
今はただただ、パリの人々、犠牲となった方々やその家族のために祈ろう。武力行為ではなく、対話や交わりをもって和解の道を歩めるように。明日からミラノのアンブロジアーノ典礼では、一足先に「待降節」に入る。喜びをもって、又自分の我儘を抑えて他人に優しくしながらクリスマスを迎えられますように。
