冬は根菜たっぷり胃に優しい一品 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

ここ数日外食が続き、胃もお疲れ。itamaの理事会メンバーが一人代わり、親睦をかねての食事会が日曜日の夜にあったが、とても何かを食べたい気分じゃない。だからといって全員出席のところ欠席もできない。仕方なく出かけた。

地ビールで巷では有名なロカーレだが、ビールを飲みたい気分でもない。そこで「ジャガイモとスペルト小麦のスープ」を頼んだ。胃に染み込むような優しいスープ。これはいける!



早速、月曜メルカートで野菜を買い込み、お昼はそのジャガイモとスペルト小麦のスープの再生にチャレンジ。

長ネギを細かく刻み、オリーブオイルで炒め、そこへ細かく切ったジャガイモを加える。今回ジャガイモ4つとちょっと多めに入れてみた。ローレルの葉を加え、コトコト煮込む。途中でスペルと小麦(Farro)を加える。大麦(orzo)でも良いと思う。洋風だしなど入れなくても、じっくり煮込んで塩コショウーだけでも十分にいただける。ジャガイモとネギの甘みが、心身に優しく、体を芯から温めてくれる。

昼食を食べ終わった時点で、今度は夕食の仕込み。キャベツ、ジャガイモ、ニンジン、ダイコン、ネギ、そしてベーコンを投入。ローレルを加え、コトコト弱火で煮込むだけ。フランスでは、肉や野菜を食べやすい大きさに切ってから、マスタードを添え、それぞれ別皿に持って供するそうだ。あれっおでん?!



翌日はご飯を別の鍋にいれてリゾット風に。まだ多少スープと野菜が残っているから豆乳でポタージュにするか?

冬は心と体に優しい根菜野菜。家計にも優しいのが嬉しい。