落ち葉の季節 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

落ち葉の絨毯をあちこち見かけるようになった。枝からひらひら舞い落ちる落ち葉。なぜか気分はノスタルジー。

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♪垣根の垣根の曲がり角~、焚き火だ焚き火だ落ち葉炊き~・・・

あ~焼き芋が食べたい。けれど今や、焚き火は庭先の焚き火やキャンプファイアーなどは例外のようだが、そうでないと廃棄物処理法に引っかかり、5年以下の懲役、または1000万円以下の罰金が科せられるというからびっくりぽんだ。笑

話は逸れたが、ここ数年、ミラノの地下鉄M5建設のため、地元の16番トラム(以前は24番だった)は終点サンシーロ競技場まで行かず、3駅手前のセジェスタ広場というところで止まり、サンシーロまでバスのピストン輸送が出ていた。我が家はセジェスタとサンシーロの間。バスに乗ることもあれば、実際は遠回りになるので、歩くことも度々あった。

それが、M5が開通し、またトラムも復活。なんといっても好きなのは、セジェスタ広場から急カーブして、サンシーロまでの一直線は樺の木、楡、楓、プラタナスなどの落葉樹の落ち葉の絨毯となる。また夏は青々としていてすがすがしい。

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枯葉よ~ 絶え間なく~ 散り行く~ 枯葉よ~...

やはり落ち葉、枯葉は人生を考えてしまう。哲学を感じてしまうのだ。まさに感傷の秋と哲学。

ところで、毎週オラトリオに行くたび、庭の掃除から始まる。落ち葉の絨毯は美しいが掃除となったら別。昨日は40リットルのゴミ袋、多分10袋以上集めたことだろう。先週手伝ってくれた中学生は再び手伝ってくれたが、途中でやはり挫折。消えてしまった。笑 その後、見るに見かねた保護者や大人の方が手伝ってくれたが、周りが暗くなってしまい、少し残してしまったが、今日オラトリオの前を通ると、再び落ち葉の絨毯。ちっ。もう葉が全部落ちるまで待つ方が賢いか?笑 

余談だが、ミラノ市の清掃局の遊歩道掃除は、掃除機のようなものを使うが、落ち葉やゴミを吸い込むのではなく、強風を送って、道の端に寄せるだけ。近くを通ろうものなら、埃がすごい。しかも、この清掃業者はマスクさえしていないのだから、どんだけ目に見えない埃やゴミを吸い込んでいるのだろうか?私はさすがに、昨日はだいぶ埃を吸い込んだのか?昨晩は咳が止まらず。

掃除に携わり、とてもじゃないが感慨にふけってはいられなくなった。苦笑


枯葉