先月、長男、次男のクラスの保護者懇談が行われ、その後保護者の学級委員選出の選挙が行われた。(同日の同じ時間帯に行われたので、長男のクラスには出席しておらず)
選出したはいいが、その結果はわからないまま。中途半端だよな...と思う。先週末、次男のクラスでサンシーロ競技場にサッカーを体育の先生と観に行く機会があり、(目的は応援の仕方を学ぶというもの。はあ?)保護者は子供を学校前に送り迎えしなければならなかった。どの家庭も、小学校からの付き合いで顔見知りの模様。私だけが浮いていた。多分、学級委員に選出されたであろう?方に近づき、「学級委員に選出されたんですよ...ね?」と声をかけていき、我が家は学区内でも一番遠いところに住んでおり、子供はすでにクラスに馴染んでいるようだが、私は知り合いがおらず連絡先も知らないので、連絡網をすぐに作っていただけると助かります、と話すと、「すぐに準備します」とのことだった。
その数日後、いきなり携帯電話の通信アプリである”WhatsApp”に知らない番号がグループ作成中と着信して来た。あれよ、あれよと沢山の番号が追加され、あ~次男のクラスか,とわかった。しかし、誰が誰だがわかりゃしない!というわけで、また私から「T子と言います。⚪️⚪️の母親です。」とメッセージを入れると、徐々に多くの人が、同じように、名前と子供の名前を記載してきた。
イタリア人の子供は、両親が籍を入れていようがいまいが、父親の姓を名乗る。なので、子供の名前を覚えても、母親は自分の姓のままなので、⚪️⚪️のマンマ、と言われないと、誰が誰だか全く覚えられない。
メッセージが入った時点で、番号と名前を保存。そこに、メモとして⚪️⚪️の母親、または父親と記入。そうでないと全くわからない。生徒25名中WhatsAppのクラスグループに参加しているのは、18名。のち3名は返答なし。誰の父兄であるかさえわからない。グループに入っていない人、またWhatsAppをダウンロードしていても、アプリを好まず敢えてやっていない人もいるはず。そういう人にはどう対処するのだろうか?
そして、数日後...
宿題に関する問い合わせの嵐。ひえ~っ。
そんなの子供達の責任じゃん!と思いつつも、そこはイタリア人マンマ。子供達は100%管理のもとに置かれている。(それって自立してないってことだよ!と思うが、発言しようものなら孤立だな!苦笑 そこは黙っている方が良い。笑)
次男は既に数回、「宿題を忘れました」という注意書きを持ち帰ってきている。そこに親が署名して教師に見せるのだが、結局それは親の監督不足と認識されるのだからたまったもんじゃない。一応、手帳にいつまでになんの宿題があるかは見ていても、それをやったかはどうかまでは知らない。というか、それは本人の問題であって、やらなきゃ自分が困るんだよ、と言っているのだから、そこで何度か注意されて自分で直すしかないだろう。親が手を出せば、必ず甘えるし、自力で物事をしなくなる。
とはいえ、明日のアートの授業で粘土彫刻をするそうで、その粘土購入の知らせは先週から入っていたが、粘土にも種類が沢山ある。案の定「何を買えばいいの?」というメッセージが入り、その後あーだ、こーだと返事の嵐。私は、粘土の種類をイタリア語で言われてもさっぱり。次男も今ひとつの様子だったし。近所にある陶器の絵付け関係のお店でArgillaというものを購入したが、それでいいの?とメッセージを送付すると、ある人は”NO"といい, ある人は”大丈夫じゃない?”とのこと。なんなんだ!まっそれに関しては、WhatsAppに感謝するが、以前小学校では、毎日”よい1日を”と言っては、朝からカプチーノの画像が送られてきたり、誰かが誕生日だったりすると、バラの画像が送られてくる。くっだらない!と思って、そのグループを退出したら、戻れなくなった。笑 仕方なく、そのグループを管理する学級委員に頼んで再びグループに参加したものだ。情けない。苦笑
ちなみに、次男にはまだ携帯電話は与えていないが、ほとんどのクラスメートがスマートフォンを持っており、生徒間でのWhatsAppのグループを作成しているようだ。そこで何のメッセージ交換をしているというのか...。長男くらいになると、もう寝ても冷めても携帯電話。罰で携帯電話代もすでに与えず数ヶ月。しかも携帯電話を落としてしまい、壊れたまま。それでも貸してくれる親切?な悪友がいるから困ってしまう。しかも、Wifiさえあれば、自分から電話はかけられなくても、メッセージは問題ない。もう家のインターネットも切るしかないか?
問題は何事も使い方だ。便利すぎて逆に不自由になった時代。携帯電話に踊らされないようにしないといけない。
