蜂蜜はいかが | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

以前、「冬の強い味方」として、ドルチェ•レスピーロという蜂蜜を紹介したことがある。
http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-11954895407.html

木曜メルカートに売りに来ている蜂蜜屋さんに通い、もう10年は経つと思う。年齢不詳。私が買い物をしなくても、彼の前を通るたびに、蜂蜜の飴をくれる。「飴チャンだよ~」なんて言うわけないが、毎回、「今日は早いねえ。」「今日はちょっと遅くない?」と言われるくらい親しくなった。人の生活リズムお見通しかい?!笑 そこでは、蜂蜜の種類は幅広く、また飴を始め、プロポリス、石鹸、クリーム、リップクリームなど蜂蜜製品がいっぱい。ちなみに、石鹸は帰国の際、よくお土産に持ち帰る商品の一つ。

ところで、蜂蜜は砂糖よりも甘味度が高く、砂糖の3分の1の容量でほぼ同じ甘さになるという。(だいたい蜂蜜小さじ1杯(5ml)の重さ7g=砂糖大さじ1杯(15ml)の重さ9g)ちなみに蜂蜜100gは294カロリーで、砂糖100gだと384カロリーとカロリーにおいても大きな差がある。つまり、蜂蜜は砂糖よりも約60%カロリーオフということになる。

話がそれたついでに。人は1日に必要なエネルギーの6割を糖質から摂取しているという。蜂蜜の主成分は果糖とブドウ糖で、どちらもこれ以上分解する必要のない単糖類。ご飯やパン、砂糖などの各種糖質が体内でエネルギーとして使われるためには、ビタミンB1やカルシウムを使って、ブドウ糖と果糖、あるいは麦芽糖に分解した後、消化吸収されるが、蜂蜜は即エネルギーとして使うことができるという。このため、胃や腸に負担をかけることもなく、大切なビタミンB1やカルシウムを消費することもない。疲れた時や運動中のエネルギー補給に最適!

話は基、先日、「紅茶に入れる蜂蜜が欲しいんだけど」と聞くと、「いつ飲むの?」というので、「基本、朝かなあ」と答えると、出されたのがこちら。


Erba Medica. 日本語名「ムラサキウマゴヤシ」。いわゆるアルファルファの花の蜜。スパイシーでミネラルが感じられる味わい。甘みはしっかりとしていて、果実の香りに加えてコクのあるミルキーさが感じられる。ヨーグルトにもこの蜂蜜とシナモンを入れて毎朝頂く。

FBに画像を載せたら、ぜひ欲しいという友人がいたので、一緒に買いに出かけた。彼女は料理に砂糖は使わないが、代わりに蜂蜜を使うのなら何がオススメか?と質問すると「アカシア」だとすすめられアカシアの大瓶とムラサキウマゴヤシをご購入。また、石鹸を勧めたら、石鹸も2種類購入。過去にも、かなりドルチェ•レスピーロを日本人の友人たちに紹介しており、「いやあ彼女(私)にコミッション払わなきゃなあ。」と屋主。「でも1回に蜂5匹ね!」って要らない、要らない!爆

この夏の猛暑でかなり、蜂が死んでしまったときいているけれど、蜂蜜の方は大丈夫?と聞くと、「うちの蜂は大丈夫だよ。」とのこと。イタリアもかなり暑かったけど、どう大丈夫だったんだろう?笑

一緒に買った友人も大喜び。ムラサキ...はアカシアよりも濃厚で喉に直撃。滑らか~。ちなみに、蜂蜜は加熱するよりも、生のままが良いという。1日スプーン3杯が限度とのこと。

先日ムラサキ...2本目を購入。一人で出かけたら、「あれっ今日は友達いないの?」と聞かれた。笑 蜂蜜でデオドラント効果のある石鹸も購入。体臭の気になる年頃の息子たちに使わせている。

そのうち養蜂場見学ツアーでも企画しようか?おじさん(意外に私より若かったりして?)に花々の蜜の話を聞かせてもらうのも面白いかもしれない。