秋の序曲 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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最高気温35度以上の猛暑が続く関東地方。東京都心ではついに7日連続となった。夏の暑さピーク時だろう。

こちらはミラノ万博の「ジャパンデー」のボランティアでもらったKITTYちゃんの手ぬぐい。

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この手ぬぐいで保冷剤を包んで、家にいるときは、いつも首に巻いているが、すぐに生ぬるくなってしまう。

ところで、明日8月8日は立秋。

まだまだ秋を実感しにくいが、空をよく見てみると、少しずつ少しずつ空が高く感じるようになり、もくもくとしていた入道雲から薄く伸ばしたような形になり、だんだんまだらな雲の大群になってくる。

夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く (正岡子規)
秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる(古今和歌集)

ところで今、夏バテ気味を感じるという人は、熱、水分、エネルギーがきちんと循環できていないということらしい。まずは胃腸の疲れを休めることが大切。冷たいものや甘いものを少し控え、食事は腹八分目にして、よく噛んで頂く。

今回の日本滞在は、両親が年老いてきたということもあるが、味もぐっと薄くなり、野菜中心。また食事の時間(特に夕食)が早いため、寝る時は、すでに小腹がすいており、朝も空腹で目が覚める。私は、帰国中は1ー2キロは平気で増量するが、今年は珍しく体重が増えていない。(それでも子供たちは関係ないが。爆)

それにしても、緑に囲まれた実家近辺は蝉がやたら多い。同じ8月でも週によって、そして午前と午後とでは蝉の鳴き声も種類が徐々に違う。

子供のころは、ラジオ体操が終わると、山に虫を捕りに行った。(今は、どんな虫も大嫌い)麦わら帽子に竹竿、虫かごを持った姿は夏休みの風物詩だった。いまじゃ、蝉が鳴いてもトンボが飛んでいようが、子供たちは興味を示さないのね。

暑いのはつらいけど、季節を楽しもう。

立秋の翌日からの暑さを「残暑」といい、挨拶状の「暑中見舞い」は今日まで。笑