願 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

ついに8月に入ってしまった。早いものだ。

8月と言えば「終戦」を思い出す。特に今年は戦後70年。 節目の年であり、最近の政治の動きが平和を脅かす心配を感じさせている。

ところで、最近相田みつをさんの言葉を読んだ。

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「願」と「欲望」とは根本的に違う。
わずかなをお賽銭を投げて,年に一度、初詣の時くらいに,「家内安全 商売繁盛 お金がいっぱいできますように」..。これは個人的、私的な願い、というよりはあくまでも『欲望』。

それとは別に、

・戦争など絶対に起こりませんように
・世の中がどうか平和でありますように
・山や海や河そして土 水 空気 自然が人間の作る公害でこれ以上汚れませんように

などと、心から念じるのが「願」だといういわゆる、カトリックでいう「祈り」だろうか。

どんな小さな「願」でも心ひそかに持ちつづけていると、顔がよくなり眼の色が深く澄んでくる。
ひとりひとり自分に合った「願」を持ちましょう。そして 「一隅を照らす」人間になりたいものです。(by相田みつを)

鎮魂の8月。

世界の中で、今も続く、敵対や破壊のわざが退けられ、またその道にむかうことなく、全ての人が安心して暮らせる平和が訪れることを願いましょう。

あなたの「願」はなんですか?