空手道訓というのがある。
日本空手協会初代主席師範の故船越義珍翁先生が空手を修行する者への戒めとして書き残されたものであるが、最近長男、次男と共に入った琉球少林流空手の「月心会」は、親子でできる、家族でできる「心の空手道」を目指しているという。
己を見つけ、心を磨く「心の空手」。ドンボスコが提唱する愛の教育とは全く違う角度で(笑)、日本人として「武道」は非常に有益だと思う。空手は下手に中途半端な年齢から始めるよりも、人格形成がほとんどできていない幼少期か、ある程度の年齢を重ねた人格者が理想の入門者と師範。特に、小さければ小さいほど武道の素地を身につけるということは、恐怖の思春期を目前に(長男は6歳から空手を始めているが、すでにちゃらちゃらし始めた)礼儀正しく心と体の強い子供に育ってほしいと願うもの。
さて、こちらは月心会の空手道訓。
空手は...を「自分」に置き換えて考えてみよう、と師範。空手の試験を受けるのに、次男はこの空手道訓を10回ずつ書いて提出した。頭に入っているのかなあ。苦笑
昨日も書いたが、志を貫くには、自分の心をみつめ考えることが大切。
というわけで、この夏、子供に限るのだが、門下生に対し、夏休みの宿題として「サバイバルノート」をつけるようになった。母親が急にいなくなると困ること、母親がいなくてもできるようになったこと。生き抜くためにどうしたらいい?休みの間にしたこと、考えたこと、読んだ本、なんでも書いて良いそうだ。どんな危機的状況に直面しても冷静沈着に対処することができる力を身につける。今時あまり見かけないが、わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい。(どっかのCMか!)
そして、自分の道着にアイロンをかけるようにさせることも大切と言われ、早速子供たちにさせ始めた。(長男だけ、どうせ、ママが師範に余計なこと、言ったんでしょ?と不満タラタラ...)
また、稽古の前か後にされる師範のお説教は、小学校時代、朝の朝礼で聞いたような話で面白い。あれ、どういう意味?次男は必ず聞いてくる。(直接師範に聞けばいいのに!)人生、計算機みたいに足したり、引いたり、倍になったり、ひどいと、割り算で除するわけよ、わかる???すると次男は、急に毎日張り切り始め、自分のポイントがどうのこうのといって頑張り始めた。まあ3日坊主にならなきゃいいが。苦笑
毎年、書き初めで目標なり、その年の課題を書かせるが、すぐに忘れてしまうようだ。苦笑 本当に自分に課題のある人は自分の実力以上の力を発揮する日が来ると思う。けれど、課題のない人は自分の実力さえ満足に発揮できない。というよりも流されちゃうんだな。その時、楽しめれば他は何も見ない、いや見たくない、聞きたくない。
子供達が原点に立ち返り、空手道訓を噛み締めて、修行と毎日の生活に励んでほしいもの!
⬇︎こちらは、師範のブログ⬇︎
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