数日前から、鼻風邪か?鼻がではじめた。副鼻腔炎になったら大変だ!毎朝重曹で鼻うがいしているが、この回数を増やし、鼻と喉の奥のお掃除。咳もではじめた。喉もイガイガ。けれど、だるさや疲れはない。なので風邪ではないだろう。そうこうしている間に味がわからなくなってきた。そして、喉の奥も腫れ上がってきている感覚がある。
うわ-っ。ついにポプラの綿毛の洗礼にあったようだ。数日前から時間にかかわらず、そして場所にもかかわらず、ミラノ中で、ふわふわふわ...と綿毛が飛び回っている。
昨年アレルギーテストでは、ニッケル以外に、糸杉とシラゲカヤというそのへんでみかける稲のような雑草に反応することだけは分かっているが、こんなに咳き込むのは初めて。ちなみに長男も私より1、2日早くから似たような症状が出始めている。
昨年まで10数年にわたり、我が家からS.Siro正面につながる通り沿いを渡り、子供達の幼稚園、小学校の送り迎えをしてきた。そこには、恐ろしいポプラ並木があり、歩道は綿毛の絨毯。今年は、次男は我が家の裏側方面の学校に転校しているので、そこは通らないものの、綿毛はどこまでも飛んでいく。歩道に犬の糞さえも、綿毛に覆われている始末。
ベランダはもちろん、家の中さえもふわふわふわ... 洗濯物を干そうものなら、パタパタ思い切り降らないと取り込めない。寝室のベッドメーキングをしようものなら、部屋の中で、ふわ~っと綿毛が飛び回るのが見える。うわ...アラブ人女性の目しかでない衣装が欲しい。しかも、その中でサングラスをかけていたいくらいだ。
今朝、次男を学校へ送った足で、そのまま薬局へ直行。ママ友の薬剤師は不在。それでも彼女の同僚に、ホメオパシーでアレルギー、特にポプラ対策できるものあるかしら?というと、一番効能があるのは、ribes nigrumかな...といって中へ入っていった。アレルギー関連では必ず健康雑誌でみかける名前だ。帰宅して検索してみると、「黒すぐり」、いわゆる「カシス」のことをいう。カシスといえば、リキュールやジャム、チョコレートなのに利用されるが、実はビタミンC、アントシアニンが豊富で、日本のハーブ関係のホームページを見ると、目にいいとか、抗酸化作用がある、とは言っているが、欧米のページを見れば、必ず抗アレルギーに効能大、として紹介されている。
カシスの葉を煎じた液体は万能薬とも言われているが、tintura madreといって、薬草の葉や茎、根などから汁を抽出し、乾燥させ、それを水やエタノールなどの溶媒液に混ぜて作ったものを購入した。
午前8時と午後3時に、少量の水に30滴入れて飲むというもの。効果がどのように出るか...
何れにしても、寝室にも綿毛があると思うと、落ち着いて寝られない。
このポプラ、ロシアでは第二次世界対戦後に緑化のために大量に植えられた。イタリアや中国も成長が早いということで、こぞって植林された。高速道路などでは、街路樹、牧場の境界の目印や防風林としても植えられているが、綿毛を思うとぞっとする。ちなみにこのポプラ、成長が早いので、中国内モンゴル自治区で砂漠化を食い止めるため大量に植林したとこ路、成長する際、多量の水を吸収するため、結果としては砂漠化を促進させてしまったという苦い経験もあるようだ。
とはいえ、「ポプラ」の木の葉について歌った曲を発見。
https://www.youtube.com/watch?v=YmcTYdahFGE
名づけられた葉
作詞 新川和江 作曲 加賀清孝
ポプラの木には
ポプラの葉何千何万芽をふいて
緑の小さな手をひろげ
いっしんにひらひらさせても
ひとつひとつのてのひらに
載せられる名はみな同じ
わたしも
いちまいの葉に
すぎないけれど
あつい血の樹液をもつ
にんげんの歴史の
幹から分かれた小枝に
不安げにしがみついた
おさない葉っぱに
すぎないけれど
わたしは呼ばれる
わたしだけの名で
朝に夕に
だからわたし
考えなければならない
誰のまねでもない
葉脈の走らせ方を
刻みの入れ方を
せいいっぱい緑を
かがやかせて
うつくしく散る法を
名づけられた葉
なのだから
考えなければならない
どんなに風がつよくとも
う...ん、のどがイガイガ....
http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-12018565855.html


