八十八夜 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

🎶夏も近づく八十八夜 トントン



子供の頃よく遊んだ手遊びの歌「茶摘み」。立春から数えて88日目の日のことを言うそうで、雑節の一つ。春から夏に移る節目の日とし、また気候も安定してくるので、茶摘み、苗代のもみまき、蚕のはきたてなど一般に農業の目安とされているのだそうだ。

けれど、「八十八夜の忘れ霜」、「さつき寒」とも言われ、急に気温が下がり、農作物や果樹に思いがけぬ被害を与えることを警戒した言葉でもあるというが、確かに昨日あたりまでミラノはぐっと気温が下がり、時折雨もじとじと。上着がないとたまらないくらい寒かった。今日はちょうどいいくらいだっただろうか?来週から暑くなるという話。

ところで、八十八夜に摘み取られるお茶は、古来より不老長寿の縁起物として新茶として珍重されているんだそうな。というわけで、くまもとの山都町で特産の矢部茶の方策などを祈願する献茶祭と、町内の農家が新茶を振る舞う「お茶カフェ」がそれぞれ開かれたという。

「お茶カフェ」と言えば、"OCHACAFFE’”と書いて、日本に興味を持つイタリア人とイタリアに興味を持つ日本人の児童生徒達の活動の場がパドヴァにある。外国人のためのイタリア語教室、またその逆の日本語教室、文化活動、翻訳、通訳サービスなどなど様々な活動があり、日本語教室に関しては、ミラノにも支部があり、私が太極拳で通っていた協会とのコラボであったことがわかり驚いたことがある。

お茶つながりで思い出した。昨日から始まったミラノ万博。茶道の裏千家はオープニングの5月1日から5日までの5日間、日本館イベント広場にて茶道行事を開催している。「茶の湯~日本文化のポータルサイト~」と題した茶道行事は、千宗室家元はじめ御宗家方が出席。また、千玄室大宗匠は日本館サポーターを務められるという。

ミラノで茶道をされていらっしゃる方も多いが、どうも敷居が高い気がしてしまう。私はマグカップ派。苦笑

出涸らしの 番茶のみのみ 八十八夜
カテキン酸 長寿の秘訣 八十八夜 
和の心 八十八夜に 新茶一服

夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘ぢやないか
あかねだすきに菅の笠

日和つづきの今日此の頃を、
心のどかに摘みつつ歌ふ
摘めよ 摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにや日本の茶にならぬ


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