今が旬 〜 タロイモ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

タロイモはイタリアではtaroと呼ばれているが、この芋、縄文時代に日本にわたり里芋になったという。
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タロイモ(里芋)生産の上位5か国は、ナイジェリア、中国、カメルーン、ガーナ、パプアニューギニア。アジアでしか食べないと思っていたが、1位のナイジェリアの生産量は年間約345万トンで全体の約35%を占めているという。

タロイモの効能は便秘改善、高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防。

この芋のぬめりは「ムチン」や「ガラクタン」「マンナン」という成分によるもので、ムチンは胃腸の粘膜を保護したり細胞を活性化する作用があるといわれている。ガラクタンは水溶性食物繊維で、免疫力を高めたり、血中のコレステロールの抑制、便通をよくする働きがあるとされている。マンナンも便秘予防や糖尿病予防などに効果があるとか。

またタロイモには体内の余分なナトリウムを排出して血圧の上昇を抑えるとされるカリウムも豊富で、造血作用のある葉酸や肌荒れによいとされるビタミンB6も含まれている。

毎回、豚汁用にタロイモを購入していたが、今回は初タロイモコロッケに挑戦。
作り方は、普通のジャガイモのコロッケと同様。

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ホクホクの タローをカラッと クロケット
外はサクっ 中はホクホク クリーミー
タロイモの じゅわっと広がる 懐かしさ
立春に タロ買いあさり デトックス
コロッケを 頬張り笑顔 母の味