今が旬 〜 カルチョッフィ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

カルチョッフィのおいしい季節。日本では、アーティチョークとか朝鮮アザミと呼ばれる。

棘が鋭いが、中の若い蕾を食用とするが、これが皮を剥いても剥いても固くて、本当に食べられるの?と思ってしまうほど。しかもアクがつよく指先が真っ黒になってしまう。ローマに住んでいた頃、素揚げにしたユダヤ風カルチョッフィ、イタリアンパセリやメントゥッチョと呼ばれるローマのミントやニンニクなどを詰めて、ワインとオリーヴオイルで蒸し煮したローマ風カルチョッフィなどよく食べたし、お料理教室でも習ったが、とにかく指が汚れる。最近では、メルカートで、アラブ人がすでに皮をむいてちょうどいい大きさにカットして10個で3ユーロ前後で売っているので、手間暇省くため、そこで買ってしまうことが多い。

この冬にローマに旅行にいった友人たちが、ローマで食べたカルチョッフィが美味しかった!あの感動を再び!ということで、「カルチョッフィづくしランチ」を企画していたようだが、以前ローマに住んでおり、ちょっとレストランの厨房にいたというよりは、単に賄い食を食べに通っていただけなのだけれど、勝手にカルチョッフィ•マジシャンとして呼び出された。とはいえ、作ったのはプリモのみ。あとは持ち込み。

カルチョッフィには、老化予防、つまりアンチエイジングの効能があるということで「アンチエイジングの会」と名付いてしまい、しかも一番年長。なんでえ!!ちなみに、肝臓の保護/免疫力の改善/がん予防/動脈硬化予防/高血圧予防/糖尿病予防などがある。

揃えたのは、こちら。

左から、ヴィオレット(トスカーナ産)、トゲのあるスピノーゾ(サルデーニャ産)、ロマネスコ(ローマ産)

アンティパストにカリッと揚げたユダヤ風カルチョッフィ。丸ごと素揚げ。



低温のオイルでじっくり煮るように火を通し、色がついたところで、一度外に取り出し、さましてから花びらを広げ、今度は高温でカリッとした状態になるまで揚げ、オイルをよく切ってから塩を振るのみ。ポテトチップスのようにカリッとしており香ばしく、中心がほっくりしている。十数年ぶりに食べたかもしれない。

また、ローマ風カルチョッフィ。ちょっと遅刻してしまったので、カルチョッフィの下処理に参加できずごめんなさい。棘がちくちく痛いわ、あくで指先は真っ黒になるわで、レモン水につけておかなくてはならない。そこへ、本来はローマのメントゥッチョと呼ばれるミントやイタリアンパセリやにんにく、アンチョビを詰め、白ワインと水とオリーブオイルで煮込む。ローマで食べた時よりも、美味しく感じた。

そして、カルチョッフィのサラダ。パルミジャーノの薄切りと共に。オリーブオイルと塩コショウそしてレモン汁で和える。

それからプリモは私担当のヴォンゴレとカルチョッフィのパスタ。カルチョッフィを炒めすぎたのか、パスタが黒く染まってしまった!

セコンドは、カルチョフィとは全く関係のない私の18番のシュウマイ。そしてドルチェはこれからの季節のキャッケレと洋梨の赤ワイン煮。そして、これまた全く関係のない大福。あんこに栗を混ぜ、一つだけロシアンルーレットのように、梅干しを入れようと思っていたのに、すっかり忘れてしまった。爆

笑い続けてアンチエイジングどころかしわがくっきりついちゃったわ!爆

ところで、イタリアのいろいろなレシピ集を読んでいたら、カルチョッフィのトルタやジェラートもあったからビックリ。好奇心の塊、ぜひ試してみたい。

また、健康雑誌•SaluteNaturaleの今月号では、カルチョッフィの効能も紹介されており、煮たり焼いたり、生で食べるだけでなく、ハーブティとして飲むことも進められていた。特に葉に含まれる成分が、肝臓の解毒に効くようで、ベトナムではお酒を飲んだ後や二日酔いを防ぐ薬草茶として利用されているのだという。また、脂肪の分解を促進し、消化を促す働きがあるというので、食べ過ぎやこってりした肉料理などの後にも、胃もたれを防ぎ最適。その他、血中のコレステロール値を下げたり、利尿作用、便秘、貧血、糖尿病を防ぐ(また改善)にも役立つという。もうこれは夫にも飲ませなきゃダメだ!!乾燥した葉か抽出液(tintura madre)が良いそうだ。早速薬草専門店へ行ってみるか。

春に向けて、そろそろ体の内側からデトックスが必要となってきた。

いつやるか?
今でしょ!

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