平和について考える 〜 その3 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

フランスで約2百万人もの人がアンチテロリズムと称し、行進した当日と翌日の新聞、ニュースはそれはそれは凄いものだった。


ドイツのナチス解放以来の歴史的出来事だということ。けれどあの行進には、武器輸出国、ウラン輸出国、無辜の市民・子供たちを空爆して殺し続けている国の首相まで最前列で一緒になって「言論の自由」の大合唱をしていた。うーん、やっぱり何か違う。「言論の自由」といってもやはり限度はあるのではないだろうか。


ところで、先週末フランス在住アラブ系フランス人の書道家による作品で平和という意味の「サラーム」という文字で描かれた鳩の画像を、著者の了承を得て、1000枚印刷した。在ミラノのアラブ系の人たちとともに「平和」を発信できないものか?と思ったからだ。月曜日にitamaのメンバー9人で集まり、意見交換をした。また、Itamaの元生徒であり、現在ミラノ市の上級者向けのイタリア後教室に移った地域のモロッコ人女性のリーダー的存在も参加した。

この画像を家の窓や車に貼ることは可能だろうか?イタリア人だと虹色と鳩の絵をみて単に「ベッロ!」といって終わってしまうかもしれないが、一瞬で「サラーム」とわかるものなのか?アラブ人自身どう感じるのか?

けれど、「綺麗ね。」「子供の学校に許可をもらって配布することは可能だけれど...」、どうもなにか躊躇している感じ。彼女たちの心境に寄り添うべきだというメンバーも出てきて、内部でもめた。私はあのデモには疑問を感じる。そして、イスラム=テロリストではないということを声高に彼らがたちがるべきでは?と思っていたが、やはり何かが違った。

実際上記モロッコ人女性が鳩の画像のコピーを数部持って、メルカートのアラブ系の屋台に持って行き、店頭につけることは可能か?と聞いてくれたそうだ。だが、誰もが、この話題に触れたくないようだったと話す。自分たちは仕事ができればそれで良いと。彼らは決してイスラム教過激派の反撃が怖いのではなく、このミラノで、パリで、ヨーロッパで生きづらくなるのが困るのだ。じっと息を凝らして過ごさなければならない人々もいるということを知るべきだと思った。ちなみにアラブ人学校にも鳩の画像を持って行ったが、結果は同じ。決して自分はシャーリーではないと思いつつも、結局自分たちも上から目線というか、彼らの立場に立っていない見方なのだろう。

それでも各クラスでこの鳩の画像を説明し、「平和」について話し合った。恐怖心、警戒心、宗教的感情、道徳的法則、思慮分別...まだまだボキャブラリーの足りない状況で、彼女たちは思い思いを吐き出した。

http://www.italianopermamme.org/index.php?option=com_oziogallery3&view=00fuerte&Itemid=472#16 ↑各クラスの画像↑

互いの違いを受け入れ、和解•連帯•平和の精神を育てることができますように。また、小さなことに一人一人が心を込め、実践できるよう努力しましょう。


http://www.italianopermamme.org/index.php?option=com_content&view=featured&Itemid=101

http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-11976158880.html
http://hassan.massoudy.pagesperso-orange.fr/english.htm