あなたは星から降りてくる 〜 Tu scendi dalle stelle | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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主のご降誕おめでとうございます。
感動のごミサだった。皆抱き合って両方にキスをして「アウグーリ」(おめでとう)と挨拶をする。ミサのあと笑顔で帰れるほど素晴らしいものはない。聖歌も完全熱唱,自我自賛。爆

ところで,聖歌といえば,イタリアのクリスマスの聖歌は、フレーズを聞けば、信者でない日本人も知っている曲ばかりだと思う。「諸人こぞりて」、「静けき(きよしこの夜
)」、「あめのみつかい」、「来たれ拝まん」、などなどのイタリア語バージョンだ。

けれど、必ず歌うのが  Tu scendi dalle stelle. (あなたは星から降りてくる)。ミサや食事の場など盛り上がった場などでは、必ず誰かがこの曲を歌い始めるのだ。
https://www.youtube.com/watch?v=ZSW4tUk5uBw
先日の在ミラノカトリック日本人会では,司式の神父様が先に帰られると言うので、ご挨拶を頼んだら,この歌を歌いましょうとなり,その際、曲に関する説明をされた。

1754年ナポリの聖アルフォンソ・デ・リゴリによって作曲された。彼は、ナポリの貧民窟や孤児・ハンセン病患者など当時疎外されがちだった人々の中に入って宗教活動を行い、この活動が基となって1732年にレデンプトール会を創立した。

レデンプトール会は福音宣教・司牧を行う際に“もっとも見捨てられた人々、とくに貧しい人々”を優先しているという。ここでいう“貧しい人々”とは、社会的・経済的な弱者であるか否かにかかわらず、洗礼を受けていながらもキリストの贖いの恵みに属することができないでいる人々、そしてまだ福音を知らず、あるいはそれを救いのことばとして受け取っていない人々のことを指すという。

実は私、ミラノへ来る前に、ローマのレデンプトール会の本部で聖書の勉強会に参加していた。日本語を話されるカナダ人のガブリエル・ブドロー神父様についていたのだが、私の中ではなぜかレデンプトール会はカナダの修道会とばかり思い込んでいたから、今になってやっとただす事ができた。

日本では、戦後東京や大阪の司教の要請でカナダのケベック州やトロント管区から来日した会員を元にする東京準管区とドイツミュンヘン管区から派遣された会員を元にして鹿児島準管区の二つが構成されているようだ。日本のレデンプトール会のサイトをみたら、昨年ブドロー神父様は  誓願70年を迎えられていた。夏の帰国時修道会に連絡を取ったが、神父様はご病気で手紙で連絡を取って欲しいと言われ,お見舞いには伺えなかったのが心残りだったが、ここでレデンプトール会つながりを知り嬉しい限り。

Tu scendi dalle stelle, o Re del cielo, 
e vieni in una grotta al freddo e al gelo. 
O Bambino mio divino,  io ti vedo qui a tremar; o Dio beato ! 
Ah, quanto ti costò l'avermi amato ! 


あなたは空から(地上に)降りて来る、おお、主よ
そして、凍りつくような寒さの岩屋の中へとやって来る
おお、我が神の御子よ、私にはあなたがここで寒さに震えるのが見える
おお、至福の神よ!
ああ、私を愛したために、どんなに大きな代償を払われたことか!

元々はナポリ方言で書かれた曲だという。

Quanno nascette Ninno
https://www.youtube.com/watch?v=cW0h4UucGTI
微妙に中東風が特徴。

あなたは星から降りられた...その星を追って東方の三博士は「確かに見た!」という記憶を元に、イエスの元まで歩んでいく。

私たちもあの光を求めて歩み続けよう。
https://www.youtube.com/embed/RqV2i-adtnY?feature=player