元•水の都?!ミラノ 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

やっと雨も納まり晴れ間の続くミラノ。
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けれど,先週からの雨による被害が大きい地域も多く,復旧問題は深刻だ。

前回ミラノは以前運河の街であったと書いた。

こちらの地図は,その運河を示しているが,ブルーは現在もある運河。
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赤は地下水として流れており,茶は既に 埋め立てられており,緑は地下水ではあるが浅い状態になっている。

毎年,日本の台風や大雨,地震などによる土砂災害のニュースは絶えない。子供の頃,地元鶴見川が氾濫し,鶴見側流域の家が浸水はもとより流され,非常に恐怖におののいた記憶がある。また支流の小さな川も普段は水も浅く,静かな流れでもちょっと雨が降れば水量は増し,早い流れを見ると吸い込まれそうで怖くなり,大人になっても橋の上を通る際は絶対川を見ない。というよりも怖くて見られないのだ。

このミラノでも,雨が降るたびに北西部の浸水•氾濫はしょっちゅうニュースになっていたが,これほどまでにニュース続きだったのは初めてかも知れない。地下鉄も2日間閉鎖した。
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我がサンシーロ地域は,水浸しになることはなかったが,とにかく道路の地面自体が平面でないので,歩道と車道の間に,あちこちに水たまりができており,長靴でないと大変なことになる。道路を利用する子連れや高齢者,身体障害者には非常に危険である。数年前に日本で購入した長靴も,雨の多いミラノであまりにも履きこんだので,かかとがすりおち滑りそうで怖かったので,今回新たに購入した。メルカートで10ユーロだった。一応made in Itay。笑
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話は基,ポー川州事務所とロンバルディア州は,セヴェゾ川の問題をいかにとりくんでいくか検討しているというが,雨水浸透阻害に対する貯留施設の設置のためには1億3千万ユーロを要し,早くとも来年の2015年の夏から開始となるという。まずは,セヴェゾ川の水質問題もあるので,環境問題としていかに取り組むか。とはいえ,いくつかの市にまたがる問題となると,どこからいくら必要か,プロジェクトの承認を得るにもどこも頭を抱えているようだ。

しばらく天気が続きそうだが,今回の大雨による傷跡は大きく,今後地盤がゆるみ,道路自体が陥没しないか注意点は沢山あることだろう。(夏休みに街中のトラム沿いの石畳の道路に大きな穴があいたのは記憶に新しい。恐ろしい!!)

ミラノ万博を控え,ミラノが抱えた宿題は大きい。