ミラノの今時の成人式 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

イタリアの成人は18歳。けれど日本のように、年齢は違うが満18歳になった青年たちが一斉にお祝いをするのではなく、各個人18歳の誕生日を迎えた時点で、家族や友達とお祝いをする。

長女は今年の5月に18歳になり,イタリアでの成人を迎えたが,わが夫婦としては,やはりしっかり高校を卒業し(ストレートで卒業しても19歳)その後の道を見極めるべきだと思うので,成人式はやはり20歳が妥当だと考えている。そして長女は友達と一人8ユーロ,ビュッフェ式のアペルティ-ボ式パーティを開いたが,しっかりしている彼女は,入場料は友人各自に払ってもらったといい,彼女自身は一銭も払っていない。この春くらいから,軒並み彼女の友人達が18歳を迎えいろいろなパーティに行っているようだが,そのスタイルも様々。長女のようにお金をかけない形もあれば,18歳でそんだけお金をかけるのなら,結婚式はどうなっちゃうの?それで離婚でもしようものなら目も当てられないのではないだろうか?というものも。

夏休みがあけ,毎週土曜日になると長女の友達の誰かしらの18歳のパーティがあり,補習校から帰宅し,夕食を食べ,着替えてから出かけて行く。2回ほど,郊外の別荘で行われたため,6時半にカドルナ駅に集合し,相手の保護者が中距離バスを借り切ってくれて,夜中の2時頃にミラノに戻るという企画もあった。あんな豪邸見たの初めて!というほど大きな家の庭でパーティを行い誰かに押されてプールに落ち,全身ビチョビチョ。洋服を借りて帰宅してきた日もあった。風邪を引くのは勝手だが,バッグもろともプールに落ちたので,携帯電話も入っており,携帯電話の調子がいかれてしまった。どうすればいい?ってそこまで面倒みれるか!!


数週間前は,数年前に飛行機が突っ込み一時はテロリストの仕業か?!と大騒ぎしたピレッリ・ビルでパーティが催され,着ていくものがないと大騒ぎしていたので,「この夏に買った黒のロングはだめなの?」と聞くと,「ママア..あれは,H&Mのセールで2ユーロで買ったものだし,そんなもの着ていけるはず無いでしょ?」という。ちなみに男子はタキシードのみ。げっ。思わず,「その子友達なの?自分の誕生日に来てくれたの?」と思わず聞くと,クラスは違うし,友達という友達でも無い,という。じゃあなんで行くの?と思うのは,私が変?どうしよう,どうしよう...と大騒ぎするので,ママのドレス着てみる?と聞いてみた。あるフォーマル•パーティで着たアルベルタ・フェレッティのイヴニング•ドレスを持っている。黒で胸元も背中もだーっと開いてはいるものの,非常にフェミンでエレガントで流行に左右されないラインがお気に入りだったが,結局一度しか着ておらず,今後も着る予定は無い。笑

けれど,結局私のドレスは,長女にはサイズが合わず友人から借りる結果に...。しかもサンダルもバッグもあるよ,といったのに,友人宅まで自転車ででかけ,そこからタクシーで出かけたとのことで,黒のスニーカーをはいたままのようだった。所詮たかピーなパーティなど興味など無いのだろう。まだまだ18歳だもの。身分相応でいた方がいい。

気になるパーティの方は...というと,ピレッリ・ビル最上階、一晩貸切17.000ユーロ。空いた口が塞がらない。入場には、空港のチェックイン宜しく荷物、洋服全て金属探知機をかけられたと言う。テロリストに狙われている子なのか?!
{5C65CB42-7611-4FD0-8B66-736D215D56E3:01}画像は中央駅の目と鼻の先にあるピレッリ•ビル。この最上階でパーティは催された
中に入ると、ウエイターの服には皆18歳を迎えた女性の名前の頭文字と「18歳おめでとう」と刺繍が施され、食器にも全部名前が入っていたと言う。

しかも入場の際、恵まれない子供に寄付をお願いしますと言って一人5ユーロずつ集金されたと言う。

夜中の帰宅とともに、ふざけた家族だ!!怒りまくっていた長女。私も大笑い。だから世界が違うんだから行くべきじゃ無いと言ったのだ!!一般市民からしたら、そんな大金をかけ、しかも恵まれない子供のためってそんなパーティを開くこと自体エゴイストだわ!!それは一般市民や貧乏人のヤキモチなのか?

先日、Itamaの写真展に出かける際駐車場で男性は皆タキシード、女性もみな黒のロングドレスを来た団体に遭遇。何よ、あれ?!と聞くと「ファイ」じゃない?と友人。イタリアの伝統ある文化、芸術、歴史そう言ったものを守って行こうとうたっている団体。具体的には何をしているかわからないが、見るからにハイソな人たちで閉鎖的に見える。まっコメントは避けるが、私の人生とは接触もなさそうな人たちだ。

続く・・・