今回の臨時総会は,「問題の所在」を明らかにし,家庭の福音を信頼のおける仕方で述べ伝え,生きるための,司教の経験と提言を集めることを目的としており,来年度2015年度の通常総会で,個人と家庭の司牧のためのガイドラインの作成を目指すという。前日の10月4日は「アッシジのフランチェスコの記念日」。ヴァチカンのサン•ピエトロ教会の広場において夕方6時から「家族の祈り」が行われる。
シノドスのための聖家族への祈り
イエス、マリア、ヨセフ、
わたしたちはあなたがたのうちに輝くまことの愛を心に留め、
信頼を込めて祈り求めます。
ナザレの聖家族よ、
わたしたちの家庭を、交わりと祈りの場、福音のまことの学び舎、
小さな家庭の教会としてください。
ナザレの聖家族よ、
家族の中で暴力や断絶や分裂が決して起こることがありませんように。
傷ついた人、中傷された人が皆、
慰められ、いやされますように。
ナザレの聖家族よ、
今回のシノドスが、
家庭が侵すことのできない聖なるものであることと、
神の計画における家庭のすばらしさを、
わたしたちのうちにあらためて呼び覚ますものとなりますように。
イエス、マリア、ヨセフ、
わたしたちの祈りを聞き入れてください。
アーメン。
カトリックを初め,信仰を持とうが持たないが,「家庭」は世界の第一歩。灯台下暗し。家庭がうまく行っていなかったならば世界の平和を求めるのは,本末転倒だ。
一蓮托生,共存共栄,敬天愛人,相互扶助...問題が無く,穏やかに過ごす円満な家庭というのは本来少ないのではないだろうか?恋愛で結婚したはずなのに,なんでこの人と結婚しちゃったかな?なんでこの子達は,こんなになっちゃったかな?いろいろ悩むことはたくさんある。また,どこからやり直せば良いのだろう?と思い悩んだ経験のある人は少なくないはず。それでも家庭は,愛と命の絆。
また,ここでは,同性愛者の結婚や中絶などの問題もさけては通れない審議となることだろう。この50年科学は急速に進化した。同性愛という現象に多面的な意見が多い中,人間科学と神学がどのように対話するのだろうか。
いずれにしても,家族の恵みに感謝したい。お互いが耳を傾け,支え合うことが出来ますように。
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/doc/pontifical/synodus/synodus14th/prep_sp3.pdf
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/doc/pontifical/synodus/synodus14th/res_jpn_sp3.pdf