X Factor メンゴー二ジャポネーゼ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今日,イタリア人の友達に「先日のX Factor見た?」と言われた。X Factor (イクスファクター)とは,今では世界的に大人気のOne Directionを生み出したオーディション番組。

春には,ミラノ郊外にある聖ウルスラ系の修道会の幼稚園の先生でもあるシスタークリスティーナがX Factorの頂点にたち,CD発売に向けて準備中だという。

その番組に,なっなんと日本人が出演!しかも,出演のためにわざわざ北海道から来たというではないか!

居酒屋のアルバイトがメニューを取りにくるような出で立ちで登場。

https://www.youtube.com/watch?v=NFvcTdu2dks

首を傾げ,目を大きくあけて???というリアクション。あれ見て,すぐママみたいだ,恥ずかしい!ッと思ったと子供たち。失礼な...

話は変わるがかれこれ20年近く前に,日曜日の午後にイタリア中で行われているサッカーの中継を同時にスタジオでコメントしあう番組があった。(今でもあるのかしらん?)そこに,たまたま居合わせたていた?日本人建築家が司会者に気に入られ,毎回TVに出演するようになった。多くを語らないが,いつもニコニコ司会者の隣にいて,何者?!というのがいたのだが,数年前に保護者として補習校に登場した時は,「オー!!」と思ったものだ。その雰囲気に似たものを感じるのは在ミラノ邦人では私だけだろうか?!

ところで,今回番組に出演したユーサクなる日本人は,マルコメンゴーニというやはりX Factorで優勝し,歌手デビューした歌手の「L'essenziale」(「レッセンッツィアーレ,本質的要素」という意味)の曲を歌った。日本人には「R」は巻き舌を巻くので,非常に発音が難しいが,ここには難しい音が無いはずなのに彼の発音は今ひとつ。冗談でitamaの仲間から「今度あったとき,完璧にL‘essenzialeと言ってみて!」とメッセージが来ていたくらいだ。

それでも,途中歌詞を日本語に変えて歌ってみたり,すごい反応。molto kawaii!! かっわいー!!半分馬鹿にされているみたいで微妙な気分なのだが,ちょっと可愛くって浮いた感じの日本のアニメがイタリア人に受けるのもなんとなく納得した感じ。

まったく話は違うが,メルカートにいくと日本語を話すバングラデッシュ人の屋台があると一度書いたことがある。彼と話していると,彼の同僚たちは一生懸命,耳をダンボにして私たちの会話を聞いている。「じゃあね!またね~」と言って分かれると同僚たちも一緒に「またね~」と言う。おかしな感覚だ。日本語って未だあこがれの言語なのだろうか?

オリジナル L'essenziale  - Maro Mengoni
https://www.youtube.com/watch?v=unRjK82bDLw