魔の交差点 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

我が家の近所には、年に1、2回「血の海」と化する魔の交差点がある。本来ならば見通しのいい交差点のはずなのに、日本では考えらないような、ところに駐車する輩も多く、道を渡るのも要注意。

あんなに事故が起きるのならば,なぜ信号をつけないのだろう?というと,つけない理由?またはつけられない理由というのがあるんじゃないか?と夫。交差点に入る前に,本線はそのまま入れるが,そうでない通りは,ギザギザマークが道路に入っており,一時停止しないといけない。それを知らないのか,あえて無視しているのか。そのこの交差点は既にバスも通るし,近くに違うバスも通っているが,あまりにもしょっちゅう,道路工事があり,その順路変更のためその交差点をバスが曲がることもある。それが曲がり角に車を駐車してしまい,バスが曲がれなくなり,立ち往生してしまったことも多々。クラクションの嵐。たまらない。

それが,この数日の間にロータリー交差点になっていた。
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日本でも昨年2013年6月に道路交通法により「環状交差点」として,車両が時計回りに通行するようこの9月1日から施行されたようだ。

信号が不要なために災害時などの交通混乱を妨げるほか,大事故の防止もつながるというが,どうだろう?私は自転車で5本の道路が交差しているロータリーで,3本先で右折したかったのだが,ロータリーの内側に入ってしまい,怖くてなかなか右側に行けず2周走ってしまうという大失敗をしたことがある。バスやトラックはくるわ,皆スピードは出てるわ,ウィンカーを出さずに目の前を曲がってくる車があったりと,怖い怖い! 単に私が鈍いのか?大縄跳びになかなか入れず,そしてなかなか出られなかったトラウマがある。爆

新たになったロータリー。それでも事故が減らないとしたら,イタリアでは道路交通法はあまり機能しないということか? ミラノでは週末ドライバーという人や,高齢のドライバーも多く,かなり恐ろしい運転も見かける。歩行者優先は,横断歩道ではなく,歩道や信号の無いところで主張されるから困ったものだ。イタリアで弾かれたら,弾かれる損! 右見て,左見て横断しよう。