秋晴とカメムシ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

秋の晴れ渡る澄んだ空の月曜日。

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朝一番に洗濯物を干したら,お昼過ぎには,気持ちいいくらいにぱりっと乾いていた。これを夕方まで放ってしまうと,ばりばりになってしまうのだ。笑 


秋晴て物見に近し秋の不二
by正岡子規


正岡子規といったら「富士山」。どんだけ富士山に関する句を書いているの?という気がするが,富士山検定なるものもあるらしい。

話はそれたが,ミラノからだと,こんなに素晴らしい秋晴れだからイタリア,スイス国境にあるモンテローザがくっきり見えていることだろう。

秋晴て物見に近し秋のモンテローザ

ぱくりやん?!爆

さて,上記,洗濯物が乾くのは嬉しいが,枯れ葉の季節。細かい枯れ葉が洗濯物にくっついているので,よくはたかないといけない。じわじわ,目もかゆくなってきた。

そして,もっと気をつけなくてはならないのが,カメムシ。あれはちょっとやそっとはたいても,飛んでいかないのでくせ者だ。友人は,そのままたたんで,箪笥にしまってしまい,ある日,引き出しから出して洋服を着ていると,体がむずむず...。肩甲骨と膝あたりからカメムシが出てきたという。人ごとだから大笑いしたが,これが自分だったら,阿鼻叫喚。悲鳴を上げて大騒ぎだろう。

秋の空洗濯物にカメムシが
秋の夜電灯たたくカメムシよ
カメムシは自分の匂いで気絶する

本来「秋晴」をタイトルにしていたが,収拾つかない内容になってしまったので,急遽「秋晴れとカメムシ」に変更した。爆